TOEIC学習は「単語カード」が勝負を分ける

「英語を話せる人」がやっている3つの工夫

TOEICとの正しい付き合い方は?(写真:kaka / PIXTA)
これからは、英語が不可欠だ。
そう言われ始めてから、はたしてどれくらいの時間が経っただろうか。会社からTOEIC受験を強制され、嫌々勉強しているビジネスパーソンも多いはずだ。しかし、「英語を使いこなせる日本人」は、なぜいまだにこれほど少ないのだろうか。
大前研一監修、ビジネス・ブレークスルー大学編の新刊『プロフェッショナル イングリッシュ』が刊行された。執筆者のひとりである花田徹也氏に、本当にビジネスに生きる「TOEICとの付き合い方」を解説してもらう。

 

『プロフェッショナル イングリッシュ』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

多くのみなさんにとって「TOEIC(Listening and Reading)テスト」(以後「TOEIC」)とは、英語力を測る尺度のひとつという位置づけかと思います。もしかしたら、会社からスコアの提示を求められて、気乗りのしないまま点数アップに四苦八苦されている方もいらっしゃるかもしれません。

たしかにTOEICは、英語を読む力と聞く力を測る物差しとして有効です。ゆえに、ご自身の読解力やリスニング力を認識するべく一定期間ごとに受験することには意義があります。

しかし、会社から一定の得点を求められたから、もしくはある程度の点数をとっておかないと就活で不利になるからと、スコアアップだけを目指してこのテストと向かい合うのは「もったいない」と私は思います。

「テクニック」はもろくも崩れ去る

仮に受験テクニックを駆使することによってTOEICで高い点数を取得できたとしても、実践で使える英語力が身に付いていなければ元も子もありません。高得点取得を最終目標として勉強するのではなく、「使うことを念頭に研鑽を積んだ結果、それがスコアに反映された」というのが、本来あるべき学びの姿勢です。これだけは、まず明確にしておく必要があります。

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