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 東京・明治神宮外苑で開かれていたロボットやオブジェなど現代アートの展示イベントで、木製の展示品が燃え、遊びに来ていた5歳の佐伯健仁君が火に巻き込まれて死亡した。

 イベントは31回目で、今年は企業や大学から最新技術のロボットや建築、映像など30を超える分野の作品が出展されていた。10月26~31日に前期の開催があり、後期は今月2日から7日までの予定だったが、事務局は7日は中止にすると発表した。

 主催する東京デザインウィーク株式会社の川崎健二社長は6日夜、記者会見で「悔しくてしょうがない。申し訳ありませんでした」と謝罪。出展者に対して、展示物がとがっていないかなど規定を設けて安全性をチェックしていたと説明した。ただ、燃えたジャングルジムについて、どのようなチェックをしたかは「詳細は警察と消防が調査しているので、こちらからは話せない」と述べた。これまでに火災などの事故が起きたことはなかったという。