気象衛星「ひまわり9号」 2日午後打ち上げへ

気象衛星「ひまわり9号」 2日午後打ち上げへ
悪天候のため打ち上げが一日延期された気象衛星「ひまわり9号」は、2日午後、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられます。周辺の天気は回復し、今のところ打ち上げに問題はない見込みだということです。
気象衛星「ひまわり9号」は、去年7月から運用が始まっている「ひまわり8号」と同じ機能を持ち、従来に比べて衛星画像の解像度が4倍になっているほか、日本付近や台風を観測する頻度も以前の30分に1回から2分半に1回と大幅に増え、観測や予報の精度が高まっています。

ひまわり9号を載せたH2Aロケット31号機は、当初、1日午後打ち上げられる予定でしたが、準備の段階で悪天候が予想されたため、打ち上げは丸一日延期されました。

種子島宇宙センター周辺では1日日中、天気が回復し、打ち上げ業務を担当する三菱重工業によりますと、2日は今のところ打ち上げに問題はない見込みだということです。

ロケットは2日未明に組み立て棟から発射場に移され、このまま天気や作業に問題がなければ午後3時20分に打ち上げられる予定です。

ひまわり9号はこのあとひまわり8号のバックアップとして軌道上で待機し、平成34年度から観測を始めることになっています。