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「警察から逃げ切った」と豪語 逮捕前の大阪府池田市議・羽田容疑者

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「警察から逃げ切った」と豪語 逮捕前の大阪府池田市議・羽田容疑者

 「警察から逃げ切った」。整骨院で施術したと偽り療養費をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課に6日、詐欺容疑で逮捕された元大阪維新の会所属の大阪府池田市議、羽田達也容疑者(37)は逮捕前、周囲にこう豪語していたという。

 今年4月、羽田容疑者がかつて社長だった整骨院運営会社の現社長、増田誠容疑者(37)ら2人が、交通事故の保険金詐欺事件で逮捕され、自身も関与を疑われた。ただ、すぐに捜査の手は伸びず、同僚市議に「証拠はすべて破棄した。警察から逃げ切った」と伝える余裕も見せていた。

 捜査関係者によると、今回不正の舞台となった整骨院の院長に対し、羽田容疑者は「ここで俺の分(療養費)を請求しとけ」「当たり前やから」などと指示。架空請求に悪用するため、従業員に家族の保険証を渡すよう求めた際には、「口の堅い奴を連れてこい」などと伝えていたという。

 羽田容疑者は平成22年3月、整骨院運営会社「ときはる総研」を設立。社名の「ときはる」は高校生時代に亡くした母親の戒名「時春(ときはる)」にちなんで命名した。「家族思いだった」(知人男性)とされるが、今回の事件では従業員の家族まで巻き込んでしまった。

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