21日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)で、被災した熊本からの中継中、雨宿りしていた子どもたちが移動を余儀なくされ、雨ざらしになってしまう場面があった。

番組では、熊本県民テレビの上野聡行アナウンサーが、雨の降る熊本・益城町保健福祉センターを訪れ、発生から1週間経った熊本地震の被災地の様子を生中継で伝えた。上野アナによると、同センターは震災以来避難所となっており、約600人が避難している。食べ物に関しては企業から牛丼やラーメンが提供されるなど、それほど困っていないと話す人が比較的多いとか。

企業だけでなく個人でも、支援するために被災地に駆けつけた人がいる。上野アナは、鹿児島・種子島でサツマイモ農家を営む男性が、焼き芋を提供しているワゴンに近寄った。

上野アナがその男性に話を聞こうと近寄ったそのときだ。男性のワゴンでは、少女ふたりがブルーシートなどで作った仮設の屋根の下で雨宿りしていたが、上野アナら中継班が近づいてきためにその外に出ることを余儀なくされたのだ。

男性に取材する中、上野アナは現在気温が20℃近くあるといい、「雨の影響でものすごく肌寒く感じる」と自身の体感を語った。そのときカメラがパンして焼き芋に列をつくる人々の方を向くと、先程まで列の先頭で雨宿りできていた少女ふたりは、傘もなく雨ざらしになっている姿が映っていたのだった。

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