2005年10月31日

関東地区大学教育研究会@立教大学 11月12日(土)

 私が幹事をしている研究会の案内です。公式サイトの調子が悪いようですので、以下にお知らせを掲載します。会員に関わらず、関心のある方であればどなたでも参加できます。


2005年度関東地区大学教育研究会
(大学教育学会関東支部研究会)

総合テーマ 「GPAとは何か・その導入は何をもたらすか」

11月12日(土)13:00〜

立教大学池袋キャンパス 12号館地下第1・第2会議室
(JR池袋駅西口下車徒歩10分。正門前に案内表示が出ています。)

13:00 会員総会

13:30 個人研究発表1 「職員部局との連携による初年次向け授業」
            佐々木 一也(立教大学)

14:10 個人研究発表2 「米国におけるGPA制度について―その役割と信頼のカタチ」
            鳥居 聖(桜美林大学)

15:00 シンポジウム 「GPAとは何か・その導入は何をもたらすか」
      「GPA総論」 高村 麻実(桜美林大学)
      「千葉大学の成果と問題点」 山内 正平(千葉大学)
      「ICUの成果と問題点」 吉野 輝雄(国際基督教大学)

17:40 懇親会

●当日参加も歓迎しますが、参加希望者はなるべく事前に以下の要領で申し込みをしてください。

(1)必要記入項目:氏名・ご所属・連絡先・懇親会参加の有無
     (懇親会費は一人2000円です。当日にいただきます。)

(2)申し込み先:佐々木一也(立教大学) sasaki@rikkyo.ac.jp までお送り下さい。

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2005年10月28日

「生協の白石さん」 出版&表彰される

 ついに『生協の白石さん』が出版されますね。

 新聞各紙にも、出版に関することと白石昌則(36)さんに小畑秀文学長名の感謝状が送られた(10月24日)ことが報道されています。中でも東京新聞(10月26日12版26面)の記事には、感謝状で顔を隠して納まっている白石さんのお茶目な写真も掲載されています。

 東京農工大学の公式ページにも 「生協の白石さん」感謝状及び表彰状授与式を挙行 と記事が出ています。

 何の話? と言う方は、白石さんを紹介して一躍有名にした東京農工大学工学部2年の上條景介(20)さんのブログ「がんばれ、生協の白石さん!」をご覧ください。

 出版元、講談社のポータルサイト「MouRa」にも詳細な記事があります。
白石さんがお勤めの「東京農工大学消費生活協同組合」
 *一言カードへの回答(白石さん他)が、ネット上で見ることが出来ます。

ネット上の高等教育関係有識者の記事
(11/6追記)マイスターさんが早速読後感をアップされました。

(11/11追記)アマゾンのカスタマーレビューが日に日に増えていきます。

(11/26追記)横市大生協の青木さん!?

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2005年10月17日

『バルカン動物園』(平田オリザ:桜美林最後の公演?!)→ 大阪大学コミュニケーションデザイン・センター

 本日、桜美林大学PFCにてOPAP公演『バルカン動物園』(作・演出:平田オリザ)を観てきました。同時多発会話劇としてのすごさもともかく、科学・生命倫理・哲学的含蓄の深さがいいですね。オリザさん(総文学生風の呼び方)の次の動きとの連関を強く感じさせます。

 いろいろな経緯があったようですが、文学部総合文化学科(現:総合文化学群)の創設メンバーであった平田オリザ“教授”の桜美林での最後の公演(でもまた戻ってこないかなあ?)となります。

 ちなみに来年4月からの移籍先は大阪大学。いや、既にコミュニケーションデザイン・センターの客員教授として就任しています。このコミュニケーションデザイン・センターは、大阪大学の全ての大学院生対象のコミュニケーション講座等を企画実施し「市民に信頼される科学・技術者」の養成を行うとともに、「産学連携」とならぶ阪大の社会貢献のもう一つの軸である「社学連携」の窓口・拠点を目指すというもので、大変意義深い試みとして注目です! 詳細は平川秀幸さん(京都女子大学助教授:科学技術社会論(STS)が専門)のブログ記事もご覧ください。

 来る11月8-9日に「第9回関西科学技術セミナー」というものが開催されますが、オリザさんが、パネリストの一人として参加されます。

(11/6追記) 出演者のmei子さんのブログ

<関連する後記事12/22>

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2005年10月16日

シングルマザーに優しい大学 Wilson College

 アメリカの大学入学カウンセラー協会 NACACメーリングリストを見ていたら、「子連れで入居できる学生寮をもつ大学はないか?」との質問があった。このML、個々の回答は質問者のみへ返信されるのがしきたりだが、ある程度返答がまとまると、その集約結果が質問者によって投稿(全体へフィードバック)されることも多い。

 この質問の集約結果では20数大学が紹介されていたが、一番のお勧めとしてあげられていたのが、 Wilson College の Women with Children Program

 Wilson College は、ペンシルバニア州にある学生数800名ほどの私立女子大学。この制度はシングルマザーの為のものであり、子供と入居できる寮や託児所(20ヶ月以上)が用意され、託児料については基金で賄われているようである。1996年にこの制度は開始され、既にこれを利用した卒業生も出しているが、就職はもちろん、medical school や law school に進学を果たした者もいるとの事。定員32家族で、現在では順番待ちな程の人気の模様。

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2005年10月15日

マイヤヒーFLASH

元祖のものは、これ!

その他諸々のバージョンは、星を見る人 さんが 「恋のマイヤヒ」FLASH集 にまとめています。

これは何? と言う方は、星を見る人 さんの 今旬の話題 - 「のまネコ問題」とは? を見てください。

マイヤヒーまとめ にも色々情報あり。海外版のFLASHへのリンクもあり。

楽曲の「Dragostea Din Tei」(O-ZONE:アーティスト名)に対する本来のファンの思いなどは、amazon.co.jp のカスタマーレビューが参考になります。

   
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2005年10月14日

学者と研究者の違い:学者・学問役割の重要性に注目

 昨10月13日の夜、桜美林大学 大学アドミニストレーション専攻の高橋真義さんのクラスで、馬越徹先生がゲストでお話をされた。テーマは「大学教員論−自分史を中心に−」

 その中で、馬越先生がD1年の時に読んで感銘を受けた論文として、京極純一「教師・学者・研究者」『思想』1965年4月号(岩波書店)を紹介された。その骨子は、大学教師には以下の3つの役割があるというもの。
  • 教師→教育役割「貯蔵された知識を流通回路に乗せて配給する」(配給所)

  • 学者→学問役割「生産された知識を整理し、貯蔵する」(補給倉庫)

  • 研究者→研究役割「ルールに従って問いかけ、新しい知識を生産する」(生産工場)

 この中で、学者・学問役割に注目したい。往々にして、「教育」と「研究」の2項で語られがちで、この「学問」の点に関しては、研究活動と混同されていることが多い。大学教員の評価では、伝統的に研究者としての評価が重要視され、近年は教育者としての評価も模索されている。しかし、よき学者としての評価や支援策については、議論からはスッポリ抜け落ち(馬越先生のレジメでも抜け落ちていた)、殆ど自覚的には取り組まれてこなかったと言えよう。

 しかし、学問役割と研究役割は違うものであり、教育と研究をつなぐ結節点として、大切なものとして意識される必要がある。よき研究者となるためにも、またよき教師になるためにも、引き出しをたくさん持ったよき学者であることがベースとなろう。

 教育中心か研究中心か、大学の目的に応じて教育と研究の評価のバランスが、議論されるが、学問役割については、どのような目的の大学であっても、重要なものとして取り組むべきであると思う。

 例えば、教育機能が中心の大学や短大の教員を考えた場合、確かに研究役割(新しい知識の生産)を大きく期待したり求めたりするのは、目的にそぐわず不効率であろう。しかし、その分野の学者(補給倉庫)としてはちゃんとしてもらわなければ、教育者としてのパフォーマンスにも関わることになる。お茶を濁したような研究評価・支援は意味がないが、学問役割についての評価・支援はちゃんとすべきであろう。例えば、学会参加(最新の知識を把握するには不可欠)の費用などは安易にカットしてはならないのである。

 それから、この学問役割は事務職員にとっても重要なものと考えるべきである。学問的知識もそうだが、大学運営・高等教育に関する情報も増大している中で、よき支援者(学生に対しても・教員に対しても)であるためには、このような良き学者としての役割も磨いておかなければ、これからの職員の仕事は務まらない。

 学問役割を評価し高める為の具体的な方法は、これから開発していかなければならない課題であるが、教育と研究の結節点、そしてFD(教員)とSD(職員)の連携のベースとして注目して行きたい。

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2005年10月12日

奨学金と学生の経済基盤 加藤さん@筑波大

加藤 毅「奨学金政策から包括的学生支援システムに向けて」
 『IDE現代の大学教育』No.474:2005年10月号

*奨学金は、経済的困難をささえる「命綱」というよりも、
 経済的ゆとりをもたらすものとしての機能が主となっている?

*既存の奨学金制度では救えない「従来とは異なる強いニード」が
 増えている?

加藤 毅「学生生活調査から見た教育機会と学生の経済基盤」
 『大学教育研究』第33号, 2005年

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2005年10月10日

名城大学大学院 大学・学校づくり研究科(仮称)2006年4月開設予定

ケイコとマナブネット

 名古屋大学から名城大学に池田輝政さんが移って以来、大学職員向けの大学院を作るとの話は聞いていたが、その構想の詳細がネット上で公にされた最初のものか?

 ちなみに名城大学の公式サイトには、今のところ詳細は出てない模様。9/24に開かれたシンポジウムの記録にて、池田さんの肩書きが「教育系独立大学院開設準備委員長」となっている位しか手がかりが無い。

(11/29追記)公式ページが登場しました。

【大学職員向けの大学院】

桜美林大学大学院 国際学研究科 大学アドミニストレーション専攻
通学通信の両方の課程あり。

東京大学大学院 教育学研究科 総合教育科学専攻 大学経営・政策コース
*なぜかこのコースの記載がなくなっている!?
1期生さんのページも参考になります。

名古屋大学大学院 教育発達科学研究科
 高度専門職業人養成コース 高等教育マネジメント分野

広島大学大学院 教育学研究科 高等教育開発専攻


【大学院設置に向けて準備中?】

立命館大学
*「大学行政研究・研修センター」を開設。シンポジウム記録の出版も。

筑波大学
*すでに大学研究センターのスタッフが大学院ビジネス科学研究科経営システム科学専攻(東京キャンパスで夜間開講)にて科目等の担当しています。
*センター長の山本眞一さんの構想はこちら

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2005年10月03日

大学改革情報

benesse 教育研究開発センターのページより

「大学改革」

高等教育のオピニオン情報誌『Between』 *バックナンバーは記事が(殆ど?)閲覧可能。

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新卒派遣に注目

大学等の新卒者を対象とした紹介予定派遣に注目しています。

【記事など】
asahi.com: 新卒派遣で正社員 成約8割本命会社に入る就職術 - 就職・転職
http://www.asahi.com/job/special/TKY200509190152.html

新卒派遣 大学と職業をつなぐ新たな仕組み
http://benesse.jp/berd/center/open/dai/between/2003/11/bet19915.html

新卒者紹介予定派遣によりミスマッチを防ぐ (株)パソナ Between 2002.10
http://benesse.jp/berd/center/open/dai/between/2002/10/bet18825.html

【派遣会社】
パソナ http://www.pasona-on.co.jp/

アデコ http://freshers.adecco.co.jp/

テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp/personal/workstyle/graduate/

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2005年10月02日

文章表現講座@オープンキャンパス

桜美林大学のオープンキャンパスで開催された「文章表現講座」(By 早稲田塾の新城先生:このページで「何でもご相談下さい。携帯からもOKです!」との吹き出し付き写真の方) の内容はとても素晴しい! そのエッセンスをメモメモ・・・

(1) “設問”(読書レポート用紙や募集要項に書かれている指示)の文章が求めている事にちゃんと応えること。
→字数のことだけしか見てないで、要求されていることを無視した独りよりな文章を書いているケースが多いようです。これをちゃんと守るだけで、ぐっと文章の感じが良くなる。

(2) 「自分の考え」を見つけるためには、まず書いてあることに間違いがないか、または変なところはないか、“疑って読む”事が大事。
 良い事が書いてあると読んでしまうと、単純に“なるほど”で終わってしまいがち。結果的に共感するにしても、まず疑って読むことで、大切なポイントがよく見えてくる。
 また書いてあること以上に文章の主張を突き詰めて考えるのも、自分なりの考えをひねり出すコツ。

(3) なんとなく思うことや、一般論はなるべく書かない。自分が本当に思うことや体験したことを考えて書くようにする。
 たとえば「地球環境は破壊の危機に瀕している」なんて一般的に言われてても自分では確固たる実感の伴っていない事から書くよりも、自分の具体的な体験から入って、一般論に広げるべきで、その結果、おのずと個性的な文章になる。

(4) とにかく一通り書いてみて、友達でも家族の人でも誰でも良いから、他の人に読んでもらい、分かりにくい点や納得できない点を容赦なく指摘してもらう。それに対してめげないで、徹底的に反論や補足を考えることで、読みやすく考えが明確な文章になってくる。

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