(cache) まいど!ワイドFM 関西3局が共同番組生放送でスタート | THE PAGE 大阪

松井愛、三代澤康司、原田年晴3アナ登場

 3局共同の番組でワイドFMスタート──。毎日放送(MBS)、朝日放送(ABC)、大阪放送(OBC)の在阪AM民放ラジオ3社は19日、FM補完中継局(ワイドFM)の放送を開始した。松井愛、三代澤康司、原田年晴という同3局の代表的なアナウンサーが出演する共同制作番組の同時生放送が行われる中、集まった多くのリスナーによるカウントダウンとともに同日正午から本放送を開始。会場となった松竹芸能 DAIHATSU MOVE 道頓堀角座前は盛り上がりをみせ、ラジオの新たな歴史の幕明けにふさわしいスタートとなった。

【拡大写真】名曲「真夏のファンタジー」の踊りを披露する森脇健児と見守る南かおり。聴取エリア地図も

ワイドFMってなに?どうやって聴くの?

[写真]ワイドFM放送開始の瞬間、ファンファーレとともに集まったリスナーと盛り上がりをみせた=19日正午、大阪市中央区で

 3局の広報をとりまとめるMBSラジオによると、ワイドFMはAMラジオの放送がビルなどの影響で聴こえにくくなっている「都市型難聴」の対策としてAMラジオの放送と同じ内容をFMの電波を使って放送するもの。電波が届く範囲は大阪府ほぼ全域と兵庫県、京都府、和歌山県、奈良県の一部となっている。

 送信所は生駒山山頂(出力7kW)で、今回放送を開始する3社の周波数は、MBSが90.6MHz、0BCが91.9MHz、ABCが93.3MHzとなっている。同日までに試験放送も行われていた。

 だが、ワイドFMを聞くには「ワイドFM対応のラジオ」が必要だが、かつて販売されていた「テレビの1~3chが聞けるラジオ」や「FMの108MHzまで目盛りがあるラジオ」でも聴くことは可能となっている。

寸劇で乾麻梨子アナまさかのハプニング

[写真]まさかの周波数間違いに頭を抱える乾乾麻梨子アナ(中央)ワイドFM大使の仲間らも動揺し、三代澤康司アナも苦笑?=19日午前、大阪市中央区で

 同放送では、3局とかかわりの深いタレントの森脇健児と南かおりが司会を務め、いずれも各局帯番組のパーソナリティとしておなじみのMBSの松井愛、ABCの三代澤康司、OBCの原田年晴の3アナウンサーが登場。会場いっぱいに訪れた多くのリスナーから大歓声が起こり、森脇から「AMファンってもう、顔見たらどの局のファンかわかるわ」と話し笑いが起こった。

 そして「ワイドFM大使」にMBSの玉巻映美、ABCの乾麻梨子、OBCの藤川貴央の3アナウンサーも登場し、この3人が家族に扮した「ワイドFM寸劇」を披露。サプライズで浜村淳のナレーターが流れると、会場全体から「おーっ」という歓声があがるなど盛り上がった。

 劇の終盤、各アナウンサーがFMの周波数を言う時に、乾アナウンサーが全く違う周波数を話し、その後両手を頭に「わぁ~」と言いながら取り繕うハプニングが発生。先輩の三代澤アナは「周波数を知って頂かないことには。生ですからねMBSでもOBCでも流れてますね。まあ、僕もよく(言い間違え)やりますけどね」というと会場は爆笑の渦に包まれていた。

 このほか、森脇健児が自曲である「真夏のファンタジー」のさび部分を披露しながら踊り「ワイドFMになって初めてかかった歌は『真夏のファンタジー』です」と話すと、大きな拍手が沸き起こっていた。