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慰安婦問題テーマの施設 台湾で初の開設へ
2月17日 22時25分

台湾で元慰安婦の支援活動をしている民間の人権団体は、慰安婦問題をテーマとする台湾で初めての施設を、ことし9月に台北市内に開設する計画を明らかにしました。
台湾の民間の人権団体、「婦女救援基金会」は17日に記者会見し、慰安婦問題をテーマとする台湾で初めての施設を、ことし9月に台北市内に開設する計画を発表しました。
この団体は、台湾には現在3人の元慰安婦が生存しているとして、支援活動を続けており、「おばあちゃんの家」と名付けるこの施設には、台湾の元慰安婦たちの体験や支援活動を記した資料などを展示する計画です。また、女性の人権問題に取り組む団体が活動するためのスペースも設けるということで、開設に必要な1200万台湾元(日本円でおよそ4000万円余り)の費用は、一般から募るとしています。
台湾では慰安婦問題を巡って、馬英九政権が2023年に完成する予定の「軍事博物館」の中で、関連する資料を展示する方針を示しています。
また、去年12月に日本と韓国が慰安婦問題で合意したことを受け、台湾とも協議に応じるよう申し入れるなど、日本側に正式な謝罪と賠償を求めています。

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