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3歳児の7%が睡眠不足 発育への悪影響懸念
1月7日 7時03分

3歳児の7%が睡眠不足 発育への悪影響懸念
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全国10万人の子どもを対象に環境省が行っている健康調査で、3歳児のうち午後10時以降に就寝する子どもがおよそ30%に上り、7%が睡眠不足の状態にあることが分かりました。発育への悪影響などが懸念されるとして環境省は今後、健康への影響を継続的に調べることにしています。
環境省は生活習慣や化学物質が子どもの健康に与える影響を解明するため、全国のおよそ10万人を対象に胎児から13歳になるまで継続して調査を行っています。開始から5年になるのに合わせて6日、中間的な結果が報告されました。
それによりますと、就寝時刻が午後10時以降の子どもの割合は1歳児で13%、1歳6か月で16%、3歳児で29%に上っていることが分かりました。
また、昼寝を含む1日の睡眠時間が10時間に満たない睡眠不足の子どもの割合は1歳児で3%、1歳6か月で5%、3歳児で7%となっていました。
環境省などによりますと、2歳から5歳までの子どもは早い時間に就寝して10時間から13時間程度の睡眠が適切だとされています。睡眠不足は発育への悪影響や肥満などが懸念されるため、環境省は今後、子どもの健康に与える影響を継続的に調べることにしています。
国立環境研究所の新田裕史調査センター長代行は「睡眠時間が子どもの健康とどう関係するかの解明は今後の課題だ。しっかりした成果を示し、健康や環境の改善に役立てたい」と話しています。

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