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 「在日特権を許さない市民の会」(在特会)と近い関係にあるかのような記事で名誉を傷つけられたとして、稲田朋美・自民党政調会長(56)が週刊誌「サンデー毎日」の発行元だった毎日新聞社に慰謝料など550万円の損害賠償と判決が確定した場合の判決文の掲載を求め、大阪地裁に提訴した。17日に第1回口頭弁論があり、同社側は「記事内容は真実で、公共性もある」と反論した。

 提訴は2月13日付。同誌は昨年10月5日号で「安倍とシンパ議員が紡ぐ極右在特会との蜜月」と題する記事を掲載。稲田氏の資金管理団体への献金者に、在特会の有力会員や同会幹部とともに活動する人たちが計8人いると指摘し、「在特会との近い距離が際立つ」と書いた。

 稲田氏側は、在特会の会員と確認できるのは8人のうち1人だけと主張。さらに「寄付を受けることは、必ずしも寄付者の思想信条に共鳴していることを意味しない」と訴えた。