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TPP大筋合意至らず 米通商代表「交渉継続」
8月1日 11時28分

TPP大筋合意至らず 米通商代表「交渉継続」
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ハワイで開かれていたTPP=環太平洋パートナーシップ協定の閣僚会合に参加している12か国の閣僚らが記者会見し、議長国アメリカのフロマン通商代表は、「なお残されている限定的な数の未解決の問題について協議を続ける」と述べ、目標としていた大筋合意には至らなかったことを明らかにしました。
この中で、フロマン通商代表は、今回の会合について、「TPP=環太平洋パートナーシップ協定の妥結に向けた道筋をつけるために、なお残されている限定的な数の未解決の問題について協議を続ける」と述べ、目標としていた大筋合意には至らなかったことを明らかにしました。
一方、フロマン通商代表は、「一週間余りに及んだ一連の交渉の結果、重要な進展があった。われわれは交渉の最終局面で合意が手に届くところまで来たと、かつてないほど自信を持っている」と述べ、会合の成果を強調しました。
そのうえで、フロマン通商代表は、今後の交渉の進め方について、「われわれは緊密に連携を取ることで、この会合でもたらされた機運を維持していく。交渉官らは、着地点を見いだすため集中的な作業を続ける」と述べ、交渉妥結を目指し、引き続き交渉を続けていく考えを示しました。
ただ、フロマン通商代表は、次の閣僚会合などの日程については、現時点では決まっていないと述べるにとどめました。
また、甘利経済再生担当大臣は、「もう少しで着地をすると思う。自動車に限らず、物、資本、人と情報がTPP圏内を自由に行き来する1つの大きな経済圏を作り上げるのが目標だ。それに向かって、大きく前進をしている。おそらく、もう一度、会合が開かれれば、すべてが決着するだろうと思う」と述べました。

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