「どら息子」に捨てられた80代の韓国人女性、中国人夫婦が6年間面倒見る―山東省

2015年7月13日、香港・フェニックステレビ（電子版）は、息子に捨てられた80代の韓国人女性を、中国・山東省の夫婦が6年間に渡り面倒を見続けていると伝えた。

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韓国人女性の父親は100年ほど前に韓国に渡った山東省の華人で、女性も流ちょうな中国語を話していた。韓国に家があったが、3男が銀行の抵当に入れ、結局は売却された。その後3男と中国山東省煙台市にやってくるも、同市で買った家に入れてもらえず、家を借りて暮らしていた。しばらくして息子一家は消息を絶ち、パート先で現地に住む中国人の李さん夫婦と知り合った。李さん一家は裕福ではないが、パート先を解雇され行き場のない女性をふびんに思い、6年前から現在に至るまで面倒を見ている。

韓国人女性の3男が買った煙台市の家はすでに売却されており、近隣の住民は母親が彼を探していると伝えたが、反応はなかったと証言している。

煙台市の地元政府に相談すると、特別に同市の施設で受け入れるとの回答があった。韓国人女性は李さん一家と離れたくはないが、「迷惑はかけたくない」とし、李さん夫婦に決断を委ねた。李さん夫婦は、女性がすでに高齢で、今と違う環境に移ると健康を損ねる可能性があると心配し、最終的に女性は李さん一家との生活を続けることになった。消息を絶った息子について韓国人女性は、「もう会いたくない」と語っている。（翻訳・編集/内山）