ペプシ、北米でアスパルテームの使用中止を決定

2015年4月29日 13時26分 (2015年5月2日 17時20分 更新)
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ペプシコが北米で販売するダイエットペプシなどのダイエットソーダ製品で、アスパルテームの使用を中止する方針を発表したそうだ(Geek.comの記事USA TODAYの記事本家/.)。

米食品医薬品局が「これまでに承認した食品添加物の中で最も徹底的な試験と研究がなされたものの一つ」だとするアスパルテームは、世界90か国以上で食品添加物として承認されている。甘味料として使用する限りは安全性に問題がないとする研究結果が繰り返し発表されているものの、アスパルテームの安全性に対する消費者の懸念は根強いという。米国でのダイエットソーダ製品の売れ行きは低迷しており、Bevarage Digestによれば昨年はダイエットペプシが5.2%減、ダイエットコークが6.6%減となったそうだ。

ペプシコでは数年かけて新しいダイエットペプシで使用する甘味料を研究しており、スクラロースとアセスルファムカリウムを使用した新ダイエットペプシはアスパルテームを使用した従来のダイエットペプシと変わらない味を実現しているという。アスパルテームを使用しない新ダイエットペプシには「NOW ASPARTAME FREE」と表示され、8月中には出荷される。北米以外での展開については、現在のところ明らかにされていない。

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