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オスプレイ配備反対決議承認
自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイの佐賀空港への配備計画をめぐり、地元の佐賀市川副町の住民でつくる協議会は、７日会合を開き、オスプレイの配備に反対し計画の撤回を求める決議文を承認しました。
防衛省が陸上自衛隊に導入するオスプレイ１７機を、佐賀空港に配備する計画をめぐって佐賀空港の地元、佐賀市川副町の住民でつくる対策協議会の会合がおよそ４００人が出席して７日、佐賀市で開かれました。
会合では、計画の撤回を求める決議文の案が示されました。
それによりますと、佐賀空港の建設にあたって県と旧川副町との間で「自衛隊と共用しない」という協定を結んで空港建設を認めた経緯があった、としたうえで、今回の計画は、協定で拒否した自衛隊の基地化そのものであり、到底認められるものではなく計画の白紙撤回を求める、としています。
また、計画に反対する理由として、オスプレイは事故が多く危険で、有明海特産のノリ養殖業への悪影響が大きくなる、ラムサール条約に登録された干潟に鳥が来なくなる心配があることなどをあげています。
この決議文は参加者の賛成多数で承認されました。
協議会では、今後、署名や要請行動などを通じて反対運動を広げていくことにしています。
協議会の古賀初次会長は、「地元として配備計画の賛否について発言しなければ、このまま計画が進んでしまうのではないかと思い今回反対を表明した。協議会の考えを地元のほかの人たちにも理解してもらって多くの人が計画に反対しているということを国に知ってもらいたい」と話しています。
06月07日 19時05分