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沖縄復帰43年「望んだ形になっていない」
5月15日 12時18分

沖縄復帰43年「望んだ形になっていない」
沖縄が本土に復帰してから15日で43年となったことについて、翁長知事は記者会見で、「『本土なみ』を合言葉に県民の努力で勝ち取った復帰だったが、真の民主主義の実現など県民が望んだ形にはなっていない」と述べ、アメリカ軍普天間基地の県内移設を進めようとする政府を批判しました
太平洋戦争のあと、アメリカの統治下に置かれた沖縄は、昭和47年の5月15日に本土に復帰しました。
15日で本土復帰から43年となったことについて、翁長知事は県庁での記者会見で、「『本土なみ』を合言葉に県民の努力で勝ち取った復帰だったが、真の民主主義の実現など県民が望んだ形にはなっていない。復帰をしても基地の問題については何ら変わらない」と述べました。
そのうえで、政府が進める普天間基地の移設計画について、「県民がみずから差し出した土地ではないところに造られた普天間基地の代わりを、『また沖縄に造らせろ』というところに、自由や平等、民主主義があるのか」と述べ、政府の対応を批判しました。
また、翁長知事は、移設計画への反対を訴えるため今月27日から予定しているアメリカ訪問について、国務省や国防総省の要人と会談できるという見通しを示したうえで、「アメリカ政府にはこれまで訴えてきたことを全力で訴えて、ご理解をいただきたいと思っている」と述べ、移設計画の断念を直接、求めていく考えを重ねて示しました。

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