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再生可能エネルギー 2030年には2~3倍に
4月4日 4時02分

再生可能エネルギー 2030年には2~3倍に
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環境省は再生可能エネルギーについて、2030年には去年と比べて2倍から3倍の発電量が導入できるようになるとする試算を公表しました。これは電力需要が今とほぼ同じと想定した場合、発電量全体のおよそ24%から35%に当たり、平成25年度のおよそ11%を大きく上回ります。
試算は、再生可能エネルギーを将来どのぐらい導入できるかを探るため、環境省が委託した民間のシンクタンクが行いました。
それによりますと、水力を含む再生可能エネルギーの発電量は、送電網が整備されたり電力会社の間で電力を融通したりといった対策が最大限取られた場合、2030年には去年の3倍に当たる3566億キロワットアワーを導入できるとしています。
これは、2030年の電力需要を今とほぼ同じ1兆キロワットアワーと想定した場合、発電量全体のおよそ35%に当たります。
また、対策が現状のままの場合でも、2030年には去年の2倍に当たる2414億キロワットアワーを導入できるとしていて、これは発電量全体のおよそ24%に当たります。
いずれの場合でも、平成25年度の発電量全体に占める再生可能エネルギーの割合であるおよそ11%を大きく上回ります。
政府は、電源をどのように組み合わせて将来の電力需要を賄うかを定めるいわゆるエネルギーミックスの策定に向けた議論を続けていて、環境省では今回の試算も参考にしながら関係省庁と協議を進めたいとしています。

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