料理にかける「情熱」国際比較、韓国人は最下位

週の料理時間は3.7時間

料理にかける「情熱」国際比較、韓国人は最下位

 韓国で「モクパン」(食べる放送=何かを食べている様子を見せる放送)や料理番組が人気を博し、料理学校の受講生も増えているにもかかわらず、韓国人が料理にかける時間は他国に比べ非常に短いことが分かった。

 ドイツに本拠を置く市場調査会社GfKは1日、22カ国の15歳以上の男女2万7000人を対象に1週間の平均料理時間、料理に関する知識、料理への情熱を調査した結果、韓国がいずれも最下位だったと明らかにした。

 韓国人が1週間に料理にかける時間は平均3.7時間で、1日の料理時間は30分余りと調査された。22カ国の平均は週6.5時間と、韓国の2倍近い。インドが13.2時間で最も長く、美食の国として知られるフランスは5.5時間、米国と英国はそれぞれ5.9時間だった。

 韓国人の料理時間が短い理由として、仕事で忙しい会社員たちが外食で済ませるケースが多いこと、出前システムが発達していること、外食費が比較的安いことなどが挙げられる。GfKは、韓国やブラジル、トルコなど、安価な屋台の食べ物が豊富な国々で料理時間が短いようだと説明している。

 一方、料理に情熱を持っているとの回答率はイタリアが43%で最も高く、次いで南アフリカ(42%)、メキシコ・インドネシア(40%)、インド(39%)などと続いた。韓国は13%にとどまった。22カ国の平均は32%。また「料理と飲食に関する経験・知識が豊富だ」と回答した韓国人も13%にとどまり、22カ国平均(29%)を大きく下回った。

ニューヨーク=羅志弘(ナ・ジホン)特派員
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