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フィギュアの採点、審判はどこを見ているか

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2014/1/23 7:00
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浅田真央のNHK杯成績
【合計】207.59点
【SP】71.26点
技術点36.89点
要素基礎点加(減)点得点
・3A8.50-1.866.64
・3F5.300.806.10
・スピン(4)3.500.934.43
・スピン(4)3.200.713.91
・3Lo+2Lo▼7.04※-0.706.34
・ステップ(4)3.901.805.70
・スピン(4)2.701.073.77
【フリー】136.33点
技術点66.10点
要素基礎点加(減)点得点
・3A▼6.00-1.434.57
・3F+2Lo7.100.607.70
・3Lz■6.00-0.605.40
・スピン(4)3.501.004.50
・スピン(4)3.200.934.13
・2A+3T8.14※0.708.84
・2S1.43※0.001.43
・3F+2Lo+2Lo9.79※0.5010.29
・3Lo5.61※0.406.01
・スピン(3)3.000.933.93
・ステップ(4)3.902.005.90
・コレオシークエンス2.001.403.40
演技構成点【SP】
34.37点
【フリー】
70.23点
・スケーティング技術8.64×0.808.86×1.60
・技のつなぎ8.25×0.808.46×1.60
・演技の表現8.61×0.808.79×1.60
・振り付け8.71×0.808.82×1.60
・曲の解釈8.75×0.808.96×1.60

(注)SPはショートプログラム。ジャンプの数字は回転数、Aはアクセル、Lzはルッツ、Fはフリップ、Loはループ、Sはサルコー、Tはトーループ。▼は回転不足のため基礎点は70%、■は踏み切り違反、※は後半ジャンプのため基礎点が1.1倍、スピン・ステップのカッコ内の数字はレベル

 ソチ五輪が2月7日に開幕する。男女とも日本勢にメダルの期待がかかるフィギュアスケートへの関心は高い。しかし、どのような判断基準で得点が決まるのか一般的にわかりにくい面がある。審判は選手のどこを見ているのか、質のいい演技とは何か――。

技術点と演技構成点の2項目で

 フィギュアスケートの得点はジャンプなどを見る「技術点」、スケーティング技術や表現などを評価する「演技構成点」の2項目で構成されている。技術点は、技術スタッフがジャンプやスピンなど要素の一つ一つについて、回転数や難易度(レベル)を判定して「基礎点」が決定する。さらに審判が「出来栄え点」を7段階(プラス3~マイナス3)で評価、2つの合計が技術点となる。

 まず最も得点の比重が高いジャンプ。審判はジャンプに入る前の動作や踏み切ってからの空中の姿勢、高さや回転に加え、ランディング(着氷)の姿勢やその後も流れがあるのかなどを総合的に見る。

 ただ、その場で3回転を跳んで降りても、流れがないとなると出来栄え点は伸びない。高さがいくらあっても全体のバランスが取れていないと評価は高くならない。跳ぶ前に「さあ跳びますよ」と準備動作が明らかにわかるジャンプは質的に高いとはいえない。

放物線的なジャンプ、高く評価

 要するに、質がよく理想的といえるジャンプは十分なスピードと自然な流れのなかで、しっかりと回転がコントロールされ、なおかつ跳んだ後も流れがあるものだ。放物線的なジャンプが高く評価される。

 高さやスピードはもちろん求められる。高さがあると滞空時間も長くなり回転も楽になる。全体に余裕が出てくる。

 特に連続ジャンプは高さが必須で、1本目に高さがないジャンプを跳ぶと回転はギリギリとなり、2本目のジャンプは詰まったような形になって回転が足りなくなる。

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