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停戦から半年 ガザの再建進まず
2月26日 5時39分

停戦から半年 ガザの再建進まず
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去年夏、50日間にわたって続いたイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が停止してから26日で半年になりますが、大きな被害を受けたパレスチナ暫定自治区のガザ地区では建設資材が十分に搬入されず、破壊された町は今もがれきのまま取り残されています。

去年7月から8月にかけて続いたイスラエルとハマスの戦闘では、ガザ地区で多くの市民を含む2100人以上が死亡、イスラエルでも兵士を中心におよそ70人が死亡し、8月26日に、双方が停戦で合意しました。
26日で、停戦から半年となりますが、ガザ地区では今も被害を受けた町の大部分でがれきの回収すら行われず、大勢の人が破壊された家に布を張るなどして雨風をしのぎながら暮らしています。
イスラエルによるガザ地区に対する経済封鎖は部分的には緩和されましたが、去年12月に搬入されたセメントなどの建設資材は、1か月に必要とされる量の17%に制限され、再建はほとんど進んでいません。
ガザ地区の復興を巡り、国際社会は、去年10月、エジプトで開かれた国際会議で、合わせておよそ54億ドル、日本円で5800億円余りの支援策を約束しましたが、大部分はいまだに支払われていないということで、国際社会による約束の実行が厳しさを増す住民を支えるための緊急の課題となっています。

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