投票者数を総数が上回る 諫早市選管再びミス
諫早市選挙管理委員会は15日、衆院選比例代表の投票総数が投票者数より6票多かったと発表した。「数え間違いの可能性が高いが原因は不明」としている。
市選管によると、14日深夜、政党ごとの票を合計したところ5万7488票となり、投票者数の5万7482人を6票上回った。開票に当たった職員の多くが帰宅しており、市選管は「あらためて数え直すのは時間や人手がかかる」などと立会人に説明。了承を得て、数え直さずに結果を県選管に報告。市選管は開票を終了し、票を封印した。
県選管は市選管に「二重投票の恐れもあり、数字が違う根拠を説明する必要がある」と指摘したが、封印した票を再び開くことは公選法で禁じられており、市選管は再集計をしなかった。県選管は「封印前に再集計するのが一般的」としている。市選管は原因を調査中。市選管では11日、期日前投票を終えた女性に小選挙区の投票用紙を誤って渡し、二重投票となるミスがあった。
=2014/12/16付 西日本新聞朝刊=