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浪江町 原発事故後 初の稲刈り
10月4日 13時12分

浪江町 原発事故後 初の稲刈り
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東京電力福島第一原発の事故で、今もすべての住民が避難している福島県浪江町で、試験的に栽培された米の稲刈りが始まりました。
浪江町で稲刈りが行われるのは、原発事故のあと初めてです。

原発事故の居住制限区域となっている浪江町の酒田地区の田んぼでは、国による除染が終わり、将来の営農再開を目指して、ことし5月から試験的に米が栽培されてきました。
4日、避難先から地元の農家の人たちが集まり、原発事故のあと初めての稲刈りをしました。
4年ぶりの稲刈りに集まった人たちは、少し緊張した様子でしたが、収穫したばかりのもみを手に笑顔を見せていました。
避難先から通って米を育ててきた農家の松本清人さん(75)は「感無量です。放射性物質の検査が終わるまで安心できませんが、農業の楽しさを久しぶりに感じることができました」と話していました。
今回、収穫された米は市場には出荷はされませんが、放射性物質の全袋検査を行い、基準値を下回って安全性が確認された場合、町や国などの関係者に配られるということです。

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