3年を前に

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    JUGEMテーマ:原発
    もうすぐ東日本大震災から3年になる。

    これまでさまざまな活動をしてきた。

    ここにこれまでのまとめを記載したいと思う。

    2011年の夏休みまでは、とにかく避難一色であった。

    人々が避難できない理由は解っていた。

    金と仕事。

    中にはコミュニティーや介護、パーソナルな問題もあったと思うが、大きくみて『生活』が理由であった。

    当時は原発事故を煽りまくった。

    そして、子供の健康よりも金、仕事を優先させるのかと、たくさんの人々を罵って福島から県外へ追い出した。

    多くの人を泣かせた。

    泣きながら出て行った。

    避難後はみな感謝のメールをくれたが、自分の気が晴れることはなかった。

    何故なら、放射能による人体への影響は確率的なものであり、それは本来自分で判断するものだからである。

    自分にその資格があるとは思えないし、自信も無かった。

    しかし『大丈夫』というフレーズを聞くと、とてつもない不信感と嫌悪感を覚えた。

    大事を取らなければならない。

    不明なものには大事をとりましょうと言うのが人として当然の指南ではないだろうか?

    この『大丈夫』に、何かがおかしいと感じ始めていた。



    夏休みが過ぎ、人々の脱出のタイミングは去ってしまった。

    冬休みもあるとは思いながらも、出れる人は出た感があった。

    自分の中で次のステージに入っていた。

    内部被曝の軽減。

    市民放射能測定所の立ち上げに携わりつつ、測定部門以外の必要性も感じていた。

    出来ることなら、放射能を消してしまいたい。

    笑わば笑え。

    今でも諦めてはいない。

    さまざまな実験を繰り返した。

    今のところ放射能は『決して』消せない。

    質量保存の法則が立ちはだかる。

    常温核融合の壁が立ちはだかる。

    しかしながら、様々な実験の中で発見したことがある。

    アミノ酸が内部被曝の軽減に作用してくれるということ。

    正確にいえば重金属の排泄にアミノ酸が使われるらしいことがわかった。

    そして、内部被曝に対する防護としては、十分なミネラルの補給が必要であることもはっきりした。

    人体にはミネラルが必要である。

    そのミネラルは、皮下脂肪のように贅沢に蓄積することはなく、飽和するらしい。

    ミネラルは重金属である。

    つまり体内においてミネラルが飽和状態であれば、万一、少量放射能を体内に取り込んでも吸収されず排出されるということである。

    そして、ミネラルの効率的な摂取は玄米を食することだと言われている。

    塩は精製塩をやめて天日塩にし、発酵食品である味噌を摂り消化を促す。

    マクロビオティックという学問がある。

    玄米菜食。

    しかし、これを生真面目に遂行するのは推奨しない。

    まだまだ、確実な答えは立証されていないのでこれはあくまで一つの考え方である。

    自分の周りで長生きして元気な老人は皆、肉が大好きな人々である。

    肉を食えば長生きするのではなく、90歳になっても肉を食える体であることが重要であるのだと思う。

    と同時に肉を食うことが不健康とは結びつかないことも指摘したい。

    ただし、調べればたくさん出てくるが、安い肉には訳がある。

    激安の牛肉とされる牛はどのようなものを食わされているのか。

    肉ばかりではないが、食べるものには気をつけなければならない。

    TPPなど、食品に関してはますます危険なものが流通に上がるということを知る必要がある。



    放射能の問題を調査すると、様々な世の中の仕組みが見えてくる。

    すべては経済のため。

    金のために人々は犠牲になる。

    まったく大げさなことは言っていない。

    いままで考えたこともない方は手始めに『牛乳』について徹底的に調べてみるとよい。

    その過程でいろいろ解ってきて、収拾がつかないほど問題があることに気付くであろう。



    まったくもって残念でならないのは、市民団体も金でもめる。

    寄付金が集まりすぎると、やはり金のことでもめる。

    団体が大きくなると、権力が欲しくなる人もいる。

    有名希望の人もいる。

    良いことをしているヒーローになりたいようだ。

    ヒーローは助成金の出所が大義名分、正義のお金でないと使えないという。

    そんなことでいちいち揉める。

    こちらはヒーロー志望ではないので、なんでもいいから解決に近付くための資金として使いたいだけなのである。

    災害を利用されている気分にさえなる。



    警戒区域から仮設住宅へ避難している住民は、本気で帰れるとは思っていない。

    帰りたいと言い続けなければ、うやむやにされてしまう。

    東電と政府は、帰さないことには金がかかる。

    そんな構図にすぎない。

    避難区域が解除されれば、帰還して生活を立て直せない高齢者たちは、殺されたようなもの。

    帰還出来るのだから、賠償金は終了なのである。

    現在、川内村の住民が賠償金をストップされた郡山の仮設住宅で、どうする事も出来ずに高齢者たちが暮らしている。

    何もかもが金。



    人間を人間として見ていない。



    結局『放射脳』はいつの間にか、どこかへ行ってしまった。

    もっと根本的な、大切なことがあるのだと。

    いつしか、活動内容は根本的な問題に向かっている。






     

    コメント
    こんにちわ
    草子さんのところからやって来ました
    、そうですね
    もうすぐ三年
    私もこの三年色々なことやってみましたが、復興ということの核に近づいた途端、被曝なうさんも触れていらっしゃる、公的組織というものが持つ矛盾という大きな壁にぶつかって、個人で鷆やらせてもらえる鷆のは、所詮炊き出しがいいところだったのだ。と思い知りました
    世界中が福島のこと、忘れ始めています、忘れられないためには、福島県なり市なりの復興福祉に携わってる人たちが外に向かって復興対策の援助を求める、意見を求める、現状を語る、っていかなければいけないのに、現状はその逆、閉鎖的に外を閉め出し、ちょこちょこ内輪でやろうとしている
    そんなことでできる程度の復興ではないと思うのです
    残念なことだと思います
    被災した人たちの気持ちやニーズとリンクしていないのですから、、
    復興の主人公は民であって、肩書きにあぐらをかいて、彼らが何を求めているか?考えようともしない一部の人々ではないと思うのです。
    もしなにかお手伝いできることがあれば、声をかけてください
    被曝なうさんもご自愛ください
    • junko
    • 2014/02/22 6:03 PM
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