西日本旅客鉄道(JR西日本)は16日、大阪駅ビルにカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する大型書店「蔦屋書店」が入居すると発表した。来春に駅ビル内の百貨店「JR大阪三越伊勢丹」が事実上撤退した後の中核テナントの一つとなる。隣接する専門店ビル「ルクア」は、全店舗の約3割に当たる58店を入れ替えるなどして8月28日に再開業する。
JR大阪三越伊勢丹は販売不振のため百貨店部分を約6割縮小したうえでルクアと一体運営することが決まっており、7月下旬から改装工事に着手する。書店は面積約4000平方メートルの9階フロアに入る。他のテナントや名称などは「決まり次第発表する」(真鍋精志社長)。
JR大阪三越伊勢丹はJR西日本と三越伊勢丹ホールディングスの共同出資会社が運営しているが、来春からはJR西の子会社が旧百貨店部分とルクアを運営する。合計で年約800億円の売上高を見込む。
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