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 イスラエルのテルアビブで26日夜、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの侵攻に反対する集会が開かれた。参加した数千人は大半がユダヤ人。「我々は敵になることを拒む」「人種差別を進める政府はいらない」と声を上げた。だが、会場は軍を支持する団体に囲まれ、緊張が走った。

 集会は市民団体や左派系の政党が呼びかけた。各グループはプラカードやTシャツにそれぞれの主張を書き、会場の広場に設けられたステージに順番に立ち、即時停戦を訴えた。

 左派系政党の支援者、シャハル・ベンホリンさん(31)は「イスラエルの右派政権は(対立するイスラム組織)ハマスの映し鏡だ。相手に憎しみを生む今の安全保障政策は失敗。パレスチナ国家を認め、共存を進めるべきだ」と語った。