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【岐阜】

岐阜と三重、博物館運営で連携へ

懇談会後に笑顔で握手する古田肇知事(左)と鈴木英敬三重県知事=津市の三重県総合博物館で

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 古田肇知事と三重県の鈴木英敬知事は十四日、津市で懇談し、従来は連携していなかった両県の博物館が運営面で連携することで一致した。今後、展示物の貸し借りや共同企画、講師の相互派遣などを担当者間で詰める。

 両知事は、四月十九日に開館した三重県総合博物館を視察。鈴木知事は「連携の実践を通じて両県の人づくり、文化振興につなげたい」と岐阜県博物館(関市)との連携に水を向けた。古田知事は「両県の交流をいろんな形で考えるいい切り口だ」と応じ、岐阜県が二〇一六年度に予定する恐竜と円空の企画展での協力を呼び掛けた。

 懇談では、両県を結ぶ東海環状道西回りルートの整備促進とルート沿線の活性化も議題に。古田知事は東京五輪開催と重なる二〇年度の全線使用開始に向けて、共同で働き掛ける必要性を強調。環状道沿線にあるショッピングセンターや、「三重テラス」(東京・日本橋)など各地のアンテナショップを利用した観光・物産展も提案した。鈴木知事はいずれも同調した。

 両知事は、ともに力を入れる航空機産業分野で、各務原市にある「テクノプラザ」を活用した人材育成で連携することも確認。三重県が条例化を検討している水源地域の森林保全に関しては、担当者同士が情報共有や意見交換をすることで一致した。

 (相馬敬)

 

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