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MERSコロナウイルス 米で初めて確認
5月3日 7時41分

中東を中心に感染が拡大している「MERSコロナウイルス」に感染した患者が、アメリカで初めて確認され、衛生当局は、中東への旅行を計画している人などに注意を呼びかけています。

MERSコロナウイルスは、2003年に感染が拡大した新型肺炎「SARS」を引き起こしたのと同じコロナウイルスの一種で、おととし初めて確認されて以降、中東を中心に感染が拡大し、これまでに死者が100人を超えています。
アメリカのCDC=疾病対策センターは2日、アメリカで初めてMERSコロナウイルスの感染者が確認されたと発表しました。
それによりますと、この患者は中東のサウジアラビアで医療活動に従事しており、先月24日に帰国したあとに体調を崩して、中西部インディアナ州の病院に入院し、感染が確認されました。
疾病対策センターでは患者の性別や年齢などは明らかにできないとしていますが、容体は安定し、命に別状はないということです。
MERSコロナウイルスは人から人への感染力が強いとは言えないものの、毒性が強いということで、疾病対策センターは、中東への旅行を計画している人などに対し注意を呼びかけています。

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