食品・医薬・繊維
頭冷やして患者の神経守る−大研医器、体温調節装置を発売
掲載日 2014年04月24日
頭を冷やして急患の神経を守ります―。大研医器は3月下旬に承認を取得した体温調節装置「クーデックアイクール=写真」を4月中をめどに発売する。救急医療での心肺停止患者を対象にした低体温療法に使う。脳を冷却して短時間で患者の体温を下げ、神経細胞の死滅を防ぐ。救急医学などの学会と連携し、全国に約260ある救急病院への浸透を図る。
クーデックアイクールは岡山大学と共同開発。従来の低体温療法の前段階で使うことで治療効果を高める。低体温療法は心肺停止した患者の体温を下げることで神経細胞へのダメージを軽減する。全身の体表を冷却することで体温を下げる方法が一般的だが、脳の冷却に時間がかかるのが課題だった。
新装置は咽頭部に冷却器を挿入して、心臓と脳をつなぐ動脈を冷やし、その血行を利用して脳を冷却。蘇生後の脳障害軽減につなげる。
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