大阪市の都市計画審議会は27日、御堂筋沿いに高さ107メートルのビルを建てる計画を承認した。市は昨年末、これまで最大60メートルだった高さ規制を緩和し、100メートルを超えるビルを建てられるようにした。今回が緩和適用の第1号となる。

 新ビルが建つのは、地下鉄御堂筋線・淀屋橋駅に近接する三菱東京UFJ銀行大阪ビルの跡地。同行によると、老朽化や、本部機能の集約を目的にビルを建て替える計画を進めている。新ビルは本館と別館からなり、2017年度オープンの予定。御堂筋沿いには本館が建ち、高層部の高さは107メートル(21階建て)。銀行カウンターを2階に設置し、1階にカフェやギャラリーを入れる計画だ。

 橋下徹市長はこの日の会見で「規制緩和のニーズがあったのはうれしい。御堂筋はこれから徐々に変わっていくと思う」と話した。

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