感覚研ぎ澄まし大学対抗「茶香服」 宇治で119人挑戦
茶の種類を飲み比べて当てる「茶香服(ちゃかぶき)」の大学対抗戦が8日、京都府宇治市宇治の府茶業センターで初めて開かれた。学生たちは感覚を研ぎ澄まし、味や香りの見極めに挑んだ。
地元の京都文教大をはじめ、京都大や同志社大など府内14大学と木津高、平安女学院高からも加えた計119人が参加した。1チーム5人の団体と個人の部があり、宇治玉露や鹿児島の煎茶など5種類を4回飲んで回答し、総得点を競う。
飲み比べの前に、5種類の茶葉に触れ、香りや色を確認。温度や抽出時間など同じ条件で入れた茶が配られると、色の深みを確かめながら口に含み、微妙な味の違いを判定していった。
沖縄県出身の京都学園大3年仲松寿恵さん(21)は「なかなか違いが分からなかったが、京都ならではの文化を楽しめてよかったです」と話していた。
催しは「春の宇治茶フェスタ」(府茶業会議所など主催)の一環で、府茶業連合青年団が開いた。
上位入賞者は次のみなさん。
【団体】優勝・京都大▽準優勝・京都産業大▽3位・京都文教大【個人】優勝・稲本純一(京都大)
【 2014年02月09日 10時41分 】