最終更新: 2013/12/15 14:58

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鳥取連続不審死事件 上田 美由紀被告、控訴審を前に心境告白

鳥取の連続不審死事件で、死刑判決を受けた上田 美由紀被告(39)が、10日からの控訴審を前に、FNNに心境を告白した。
2012年12月、2件の強盗殺人や詐欺など、起訴された全ての罪で有罪となり、死刑判決を言い渡された鳥取市の元スナック従業員・上田 美由紀被告。
鳥取地裁判決公判で、上田被告は「頭が真っ白になった。判決を受け止められたと思っていない」と述べていた。
1審判決によると、上田被告は、借金の返済などを免れようと、2009年4月に、トラック運転手の矢部和実さん(当時47)を、また10月には、電気店経営の圓山秀樹さん(当時57)を海や川で溺死させたとされている。
上田被告は、この2件の強盗殺人について控訴した。
1審では、無罪を主張した以外、黙秘を貫いた。
上田被告が記者に送った手紙には、「わたしを知っていただきたいと思います。少しずつ...ですが...」と書かれていた。
これまでに5通の手紙と9回の接見を通してやり取りをした、山陰中央テレビの田中 みふゆ記者は、上田被告について、「5月に初めて会った時は、1審の法廷で見た時より、やせて見えました。(上田被告は)声は柔らかい感じで、話しやすい印象でした。面会のたびに、『逮捕されてよかったと思っている。詐欺については認めているし、捕まって反省することができた』と話しています。しかし、強盗殺人については、『していないことはしていないと言いたい』と否認し続けています」と語った。
上田被告は、同じ2009年に逮捕され、1審で死刑判決を言い渡された木嶋佳苗被告と、比較されることが多いという。
田中記者は「(そのことについて、上田被告は)『わたしと木嶋被告を比べないでほしい。わたしとあの人は別の人間』と話しています。ただ、意識はしているようで、(木嶋)被告の手記などは読んでいると話していました」と語った。
亡くなった圓山秀樹さんの次男・賢治さんは「毎日、仏壇に手を合わせているので、忘れることはないですし。一生、頭から離れることもないですね」と話した。
被害者の1人、圓山秀樹さんの遺体が発見された現場をたびたび訪れているという圓山さんの次男・賢治さんは、遺族として、上田被告や控訴審への思いを「事実をしゃべってくれることを望んでいます。死刑になれば...、なればというか、(死刑)だと思っています。1審と同じ結果が出るように。それしか思っていないですけどね」と語った。
10日から始まる控訴審への出廷について、田中記者は、「一番最近会った12月4日(の接見)では、(上田被告は)『まだ何も決めていないし、わからない。公判で、皆さんとお会いできないかもしれない』と話していました」と語った。

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