秘密保護法案:公募意見9万4000件 反対77%
毎日新聞 2013年09月27日 19時48分(最終更新 09月27日 20時17分)
特定秘密保護法案について内閣官房は26日、政府が国民から募集した意見(パブリックコメント)が9万4000件に達し、77%が法案に反対する意見だったと明らかにした。
内閣官房によると、反対意見は「知る権利が侵害される」「特定秘密の範囲が広範かつ不明確」などだった。賛成意見は13%で「安全保障のため秘密を守ることは必要」「スパイを取り締まれる状況にしてもらいたい」などが寄せられた。
法案を検討する自民党プロジェクトチーム座長の町村信孝元外相は「多くの人が心配しているのは分かった。ただ、賛成多数だった各種メディアの世論調査と違う結果で、一定の組織的コメントをする方々がいたと推測できる」と話した。
パブコメは9月3〜17日に政府が募集。「期間が短い」との意見も寄せられたという。【青島顕】