【8月16日（金）】
内野　雅一（前・週刊エコノミスト編集長）
大高　和雄（毎日新聞論説委員）
渡名喜　織恵

「この夏上映　シリーズ映画で戦争を考える～標的の村～」
ゲスト：藤井　誠二（ノンフィクションライター）
VTR出演：三上　智恵（琉球朝日放送報道部）
８月10日から順次全国で公開される「標的の村」は、
琉球朝日放送が追い続けた"沖縄の戦い"のドキュメントだ。
沖縄、山原の東村は米軍のジャングル演習地に囲まれた村。
この演習地に新たにヘリパッドが建設されることを知った住民は反対運動に乗り出す。
このヘリパッドは、いずれ「オスプレイ」の訓練施設となるからだ。
しかし、立ち上がった住民の前には、国からの考えられないような障壁が立ちふさがる。
そしてやがて彼らの反対運動は「オスプレイ配備反対」の戦いとなり、運命の日を迎える...。
内地では、ほとんど報道されることのない沖縄の真実をこの映画は伝えます。

【8月19日（月）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
松田　喬和（毎日新聞論説委員）
深津　瑠美

「増税か先送りか　どうする消費税」
ゲスト：野田　毅（自民党税制調査会長）
消費増税するのか、見送るのか・・・安倍首相は、この秋に消費増税の可否を決断する。
消費増税をめぐっては、３％上げ推進派と慎重派に加えて、
毎年１％づつ増税といった奇策も提案されている。
今回の消費税に対する決断は、今後の日本経済の行方や私たちの生活にも大きく影響するもの。
そこで今回は、与党・自民党で消費税をめぐり、どのような議論がなされているのか。
自民党のキーパーソンを迎えて、消費税の行方と景気に与える影響、対応策について話を聞く。

【8月20日（火）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
児玉　平生（毎日新聞紙面審査委員兼論説室）
川添　永津子

【8月21日（水）】
山口　一臣（ジャーナリスト）
金子　秀敏（毎日新聞論説委員）
山田　典子

「韓国反日の背景と国民意識のギャップ」
ゲスト：姜　誠（ノンフィクションライター）
安倍総理と朴大統領による首脳会談も行われないまま、関係悪化が懸念される日本と韓国。
最近も韓国野党議員が竹島に上陸。
15日の光復節に行われた朴大統領の会見も過去を直視するよう求めるなど日本に対しけん制する内容だ。
慰安婦や竹島など歴史認識をめぐって起きる日韓の摩擦。
しかし、その一方、民間レベルでの交流は一時のピークは過ぎたとはいえ、依然高い水準にある。
番組では、政治的な摩擦と民間レベルでの意識のギャップを探っていく。

新・ニッポンの危機　回避のシナリオ

【8月5日（月）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
松田　喬和（毎日新聞論説委員）
深津　瑠美

「サイバー攻撃」
ゲスト：伊東　寛（元陸上自衛隊「システム防護隊」初代隊長）
5夜連続企画「新・ニッポンの危機　回避のシナリオ」では、
これまでの想定を超えた、人類の危機を考える。
初日の月曜日は、サイバー攻撃。最新のハッキング情報から身近に迫っている危機まで、
サイバーの世界で今何が起こっているのかわかりやすくお伝えします。
スタジオに、陸上自衛隊でシステム防護隊の初代隊長を務め、現在は民間のセキュリティー会社幹部を
務めるゲストを迎えて、最新のサイバー攻撃とその対策について提言していただきます。

【8月6日（火）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
児玉　平生（毎日新聞紙面審査委員兼論説室）
川添　永津子

「世界を掌握する種子ビジネス～食糧問題をタネから考える～」
ゲスト：安田　節子（食政策センタービジョン21主宰）
VTR出演：野口　勲、齋藤　完一
我々が日々口にしている野菜。その大部分は大手種苗企業が作り出した「一代雑種=F1」種子で
栽培されているということをご存じだろうか？
F1種子のほとんどは「雄性不稔」、動物で言うところの「無精子症」の遺伝を持ち、
細胞のエネルギー源となるミトコンドリアが異常という報告がある。
自然界では「ありえない」遺伝情報を持つ野菜を食べ続けることの意味は？
さらに、米大手企業が牛耳る遺伝子組み換え作物の安全性は？またTPP参加で懸念されるタネの問題とは？
普段はあまり気にも留めない「タネ」から食料問題を考えてみる。

【8月7日（水）】
山口　一臣（ジャーナリスト）
金子　秀敏（毎日新聞論説委員）
山田　典子

「パンデミック―暴走するウィルス・病原菌」
ゲスト：田代　眞人（国立感染症研究所インフルエンザ研究センター長）
VTR出演：岡田　晴恵（白鴎大学特任教授）
今年3月、中国で発生した鳥インフルエンザウィルスのヒトへの感染は多くの死者を招き、
日本でもパンデミック（世界的大流行）が懸念される事態となった。
ヒトとウィルス・病原菌との戦いは、14世紀に発生した欧州の人口の1／4を死に至らしめた黒死病や
第一次世界大戦直後に世界で2000万人の死者をだしたといわれているスペイン風邪など、
人類の誕生と同時に始まっている。
そして、今直面する、鳥インフルエンザやコロナウィルスなど危険な感染症のパンデミックの危機。
果たして、人類は感染症に打ち勝ち、パンデミックを回避することはできるのか!?

【8月8日（木）】
内野　雅一（前・週刊エコノミスト編集長）
松田　喬和（毎日新聞論説委員）
徳光　実鈴

「水戦争」
ゲスト：吉村　和就（グローバルウォータ・ジャパン代表／国連テクニカルアドバイザー）
第4夜は、"水"がテーマ。
地球上には14億立方メートル、東京ドームにして約1兆1千億杯分の量があるといわれている。
が、しかし、そのうちの97.5％は海水で、淡水はたったの2.5％。
さらに人間が取水しやすい河川水などの淡水は0.01％とわずか！
これを約70億人の人類で分けることになるため、水資源をめぐる争いが起こっている。
日本の弱点に迫るとともに、対策を考える。

【8月9日（金）】
内野　雅一（前・週刊エコノミスト編集長）
大高　和雄（毎日新聞論説委員）
渡名喜　織恵

「日本を襲う異常気象の正体～地球はここまで侵されている～」
ゲスト：深澤　理郎（海洋研究開発機構 地球環境変動領域長・理学博士）
近年「短時間集中豪雨」が頻繁に襲う日本。所謂異常気象は、紛れも無く地球温暖化が原因だ。
その最も影響を受け、環境が変化しているのが「北極圏」。
そして日本を襲う異常気象は、この北極圏での変化によって引き起こされる例が最も多い。
いったい北極の海洋、大気にはどのような変化がおきているのか？
観測データを基に「現状」と「未来予測」を明らかにし、地球全体の温暖化による危機に警鐘を鳴らす。

【8月12日（月）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
松田　喬和（毎日新聞論説委員）
深津　瑠美

「この夏上映　シリーズ映画で戦争を考える～陸軍登戸研究所　いま語られる国策研究の真実～」
ゲスト：楠山　忠之（映画監督）
VTR出演：山田　朗（明治大学登戸研究所資料館館長）
防諜、謀略、秘密兵器の開発・・・
川崎市生田にある登戸研究所では、無差別大量殺戮兵器の研究開発が、極秘に行われていた。
そして、1945年８月15日の終戦を迎えると同時に、その事実は歴史から抹消された。
当時、登戸研究所で働いていた技術者や研究者が、タブーを超えて、
研究所での体験をようやく語り始めた。
殺人光線、生体実験への道、毒物・爆薬の研究、風船爆弾、生物・化学兵器、ニセ札製造など、
それらに関わった関係者が何を見、何を考えたのか。
ドキュメンタリー映画「陸軍登戸研究所」の映像を織り交ぜながら、
今なお残る、登戸研究所の跡地を訪ね、知らず知らずのうちに加害者として戦争に加担させられていた、
国策研究の厳しい現実を通して、「戦争」について考える。

【8月13日（火）】
二木　啓孝（ＢＳ１１解説委員）
児玉　平生（毎日新聞紙面審査委員兼論説室）
川添　永津子

「この夏上映　シリーズ映画で戦争を考える～こどもたちの見た戦争～」
ゲスト：愛川　欽也（俳優）
妹尾河童の自伝的小説で340万部のベストセラーとなった「少年H」が、今夏映画となって公開される。
戦前から戦中、戦後にかけて少年の目に映った戦争とは？
また、戦争が「普通に暮らす市井の人々」の人生をどう変えていったのか？
映画で描かれる人間模様もまた、「戦争」の局面であろう。
番組では、少年期に戦争を体験した俳優の愛川欽也さんに、少年の目を通した戦争の凄惨さと、
平和の大切さについて語っていただく。
このほか、被爆地長崎で繰り広げられる人間の「再生」の物語「爆心　長崎の空」も紹介する。

【8月14日（水）】
山口　一臣（ジャーナリスト）
金子　秀敏（毎日新聞論説委員）
山田　典子

「この夏上映　シリーズ映画で戦争を考える～終戦のエンペラー～」
ゲスト：浅井　信雄（国際政治学者）
VTR出演：奈良橋　陽子（「終戦のエンペラー」プロデューサー）
1945年8月30日、進駐軍を率いて終戦直後の日本に降り立ったマッカーサー元帥から、
昭和天皇の戦争責任に関する極秘任務を命じられた男が真実にたどり着くまでの姿を
息詰まるタッチで追った「終戦のエンペラー」。
番組では、奈良橋陽子プロデューサーの単独インタビューを交えながら、映画の見所を紹介するとともに、
マッカーサーが終戦の日本でどのような役割を果たしたのか？
そして昭和天皇が終戦にあたってどういう役割を果たしたのか？を通じて、
戦後日本の歩んだ復興の歴史や今議論が持ち上がっている改憲問題や日米同盟のあり方を考える。

【8月15日（木）】
内野　雅一（前・週刊エコノミスト編集長）
松田　喬和（毎日新聞論説委員）
徳光　実鈴

「１日ドキュメント　8月15日の靖国神社」
ゲスト：坪内　祐三（評論家）
安倍首相の参拝問題で注目された8月15日の靖国神社。
今年もたくさんの人々がこの神社を訪れる。終戦から68年、誰が、どんな思いで参拝するのか。
開門から閉門までの1日をカメラで追った。