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降圧剤データ操作で高血圧学会が倫理委設置- 関与会員の処分議論
製薬会社ノバルティスファーマの降圧剤「ディオバン」(一般名バルサルタン)の医師主導臨床研究で、同社の社員(当時)がデータ操作に関与した疑いが指摘されている問題で、日本高血圧学会は7日、これらの研究に関与した同学会員の処分を議論する倫理委員会を設置すると発表した。
倫理委員会の設置は、今月4日に開かれた理事会で決まったもので、非会員の弁護士に委員長への就任を依頼。また、理事会にノバルティスファーマの執行役員を務める弁護士を呼び、社内調査の報告書の内容について説明を求めるとともに、同社の調査と公表情報が不十分なため、高血圧治療に対する社会的な不安をもたらしていることを伝えたという。
今後、同学会はウェブサイトに、この問題に関する新たな情報や学会の対応を随時掲載する方針で、「患者に適切な高血圧治療がなされることが、学会の目指すところであり、今回の一連の問題がその治療を損なわないよう学会として努力する」としている。【新井哉】
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( 2013年08月07日 20:56 )
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