NHK北海道のニュース 札幌放送局
参院選の選挙公報 記載に誤り
今月21日に投票が行われる参議院選挙に向けて、候補者の経歴や主張などを伝える選挙公報の印刷が9日から始まりましたが、その後、記載に誤りが見つかり、北海道選挙管理委員会では、すでに印刷した280万部余りを破棄し、9日以降、新たに印刷し直すことになりました。
選挙公報は、各候補者の経歴や比例代表に名簿を提出した政党や政治団体の主張などを伝え、有権者に投票する際の参考にしてもらおうと、北海道選挙管理委員会が発行しています。
道内では9日から一斉に印刷作業が始まり、各地に向けて輸送作業が行われていました。
ところが、午後になって、一部の政党のイラストが抜け落ちていたり、ひらがなの濁点がなくなっている誤りが、外部からの指摘などでわかりました。
9日は、配布予定の281万部すべての印刷をすでに終えていたということで、道選管では、札幌市の70戸ほどの世帯に配布してしまった分も含め、すべて回収・廃棄し、9日以降、新たに印刷し直して各市町村の選挙管理委員会に輸送することにしています。
選挙公報の印刷と輸送にはおよそ4000万円の費用がかかるということで、道選管では「一刻も早く届けなければならないにもかかわらず、申し訳ない」と話しています。
07月09日 18時48分