山ほど仕事や諸案件があり、夜は選挙応援が立て込むなかで、本当に迷惑せんばんな話です。
 しかし、名誉毀損されたまま放置はできませんので、5月13日にさいたま市であったことの背景から全て説明させていただきます。
3週間たっていますので、関係者に話を聞きながら、本日と明日の2回にわけることになると思います。ツイートしましたように、これはさいたま市における自民党の選挙体制が、とくに本件で問題になっている見沼区において非常に脆弱というか、体をなしていないことにふれることになりますので、石破幹事長や河村選対委員長にも、私が所属国会議員のひとりである自民党埼玉県連の幹事長や総務会長、4月から私が顧問を委嘱されている自民党埼玉市議団の幹部にも、仁義を切りました。
 みなさん、田村県議がなぜブログで一方的に人を貶めるようなことをしたのか、全く理解できない、との感想ですし、石破幹事長は「どこの県連にも馬鹿はいるから。選挙は結果。担当地域の数字が最も悪い人間が何を言うのか」と。
 ただし、私はもっと不快な目にあいました。
一昨日は、埼玉の県議会議長副議長の就任祝賀会というおめでたい席で、埼玉県連は、こういう祝い事をきちんどやるしきたりで、私もこの3年で何度も出さしていただいています。全員着席で、結構荘厳な雰囲気で行うのですが、私はこういう席に入ると、必ず上手から下手まで全てのテーブルを挨拶にまわります。
 田村県議もその席に出ていましたが、挨拶にまわっている私に対し、「うっせー。うせやがれ」と、汚い言葉を二回吐きました。体を横に震わせて、目つきもおかしく、はっきり言って怖かったです。同テーブルの県議も「異常だ」と後で言っていました。
 いかなる理由があろうとも、私はこの、自分よりすっと年下で、そもそも今回の選挙前にはほとんど話したこともない人物にこんなことを言われる筋合いはありません。
 約50名いらっしゃる埼玉自民党県議団の方々はその地域の実力者が多く、私は数えてみると、約30人以上の方の地域の会合や支部の会、支援者の会にお招きいただいたり、ご一緒したり、本当に楽しいお付き合いをさせていただいていますが、この田村という人物とは個人的付き合いが全くありませんでしたから。

 5月19日に投票があったさいたま市長選は、初めての党本部推薦となり、私も告示前の連休中には、候補者と長時間足に豆を作って歩く、人手の多いところ数箇所で街頭、地元代議士、本人と練り歩き、出陣式の街頭にはすべて車上でスピーチ、候補者の電車での移動には一緒に付き添い、など、他の県連や都連からの応援要請と調整しながら、可能な限り、微力ながら選対からご要請があり、自分にもできるようなことは努力してやってきました。
 4月中ごろまでは、現職が相当強く、3対2くらいで、とても届かないか、ともおもわれましたが、努力するうちに、支持率調査で自民長沼候補の支持率は、少しずつですが上がってきました。連休入り口、終わりには、7~8%差まで詰め寄ってたのです。
 当然党本部も力をいれ、出陣式の翌日から中日の土日まで、連日のように党幹部や大臣級を投入、そうすると私も連日街頭に駆り出される必要はないので、数日間はさいたま市に入っていませんでした。
 党本部は、「この間、自民党的な、名簿を出し、電話をかけ、団体の推薦がちゃんと末端まで降りているか確認をいれ、全地方議員が自分の後援会をひきしめる、ローラ-をかける、というような選挙の最低限のことはてっきりやってあると思っていた」そうです。ところが、後で判明したのは、誰も明確にそのような指示を出していないまま、中日の土日を迎えていた、という事実です。

  13日に出た11日12日の調査結果は驚くほど悪化していました。なんと差は4月上旬と同じ約15%まで広がってしまっていたのです。

 特に、田村県議の見沼区はもともと一番ましなときでもダブルスコアで負けており、それより差がつまったことは一度もありませんでしたが、見るも無残に30poinnt近い差、つまりトリプルスコアになっていました。

 田村県議は選対メンバーで、私は連休中に彼の仕切りで見沼区の東浦和駅前で、候補と街頭しましたし、、選挙事務所でも何度か会話はしました。彼はいかに自分が地元をよく把握し、きめ細かくやっているか、自治会長さんたちにも良くお願いしてあるか、などをとうとうと語る「随分自慢の多い人」ではありましたが、今回のようなご「性格」だとはは気がつきませんで、今思えば不覚でした。

 この選挙の選対本部長は15区の田中良成代議士で、彼にも結果はすぐつたわり、党幹部から私には「今日さいたまに入るなら、選対会議などで、この厳しい状況を伝え、あと数日できることは全てやるよう伝えるように」、といわれ、公務が終わった後、頭の中がくらくらしながら、車でさいたま市に向かいました。
 
 ところが、夕方からほんの3時間位しかないマイクがつかえる8時までの貴重な時間、私は田村県議の見沼の事務所に寄って、市長選ではなく、同時に行われていた、さいたま市議の見沼区の補選に入ることになっていたのです。
 さきほど私が4月から顧問を拝命しているさいたま市議団の幹部に再確認したところ、そもそも党本部推薦までとって、必勝体勢を敷かなければならない市長選と同時に行われる市議の補選には、自民党は候補者をたてるべきではない、というのが市議団の意見だったそうです。
 候補者は、埼玉一区で当選して間もない村井ひでき代議士の秘書につい最近入ったばかりの新人を、見沼区の自民党の支部長である田村県議が押し切って立てたということです。

 いずれにせよ、候補者乱立のなかの唯一の自民党公認で、誰であっても勝つのは見えていて、市長候補の応援を超える優先度はありません。

 うちの秘書に応援を依頼してきたのは、田村事務所に手伝いに入っていたK君という村井代議士の秘書だそうで、依頼もないのに勝手にきたかのような話は全く事実無根です。
 私の見たところ、そして市議団幹部もそういっていましたが、見沼の選対は田村氏が牛耳り、村井代議士の秘書などは小間使い、つまり、私に依頼した、あるいはそれを容認したのは田村氏本人ではないでしょうか。

 13日の夜には、市長選挙の選対会議で、公明党も含め、国会議員5人をはじめ、県議市議20人ほどの大会議があったのですが、その場で市議団の代表が「この苦しい選挙で国会議員がさいたま市にはいったら、市議選県議選なんかに使うんじゃない。全て市長選のために動かせ」と怒鳴り、田村氏は下を向いていました。
 これも再確認したところ、私が市議選の応戦に時間を費やす予定になったことは、選対本部では誰も聞いていませんでした。お恥ずかしいことですが、これが実態です。

 私が見沼の事務所に入ってから、市議選応援車で約20分ほど周辺をまわり、事務所に戻って事務所から出るまですべてあわせて約1時間。「1時間半為書きが探せる」時間はありません。これも嘘。

 まず、事務所内をみて驚いたのは、重要な市長選の苦戦地域の最前線の体は、まったくなしていませんでした。為ガキはほんの一例で、ここで時間を使うのは無駄であり、一刻もはやく市の中心部に戻って一件でも二件でも団体周りをしたほうが効果がある、とすぐ感じ、立ち去ろうと思いましたが、「為ガキは自宅にあるかもしれないから探します、待ってください」と地元の方がおっしゃるので、20分くらい待ちました。
 その間私がもっぱら話した相手は、一区の村井衆議院議員の秘書なのに、なぜか田村県議の下働きのようにそこにいたK秘書で、彼の答えにより、この事務所が人口16万人の見沼区に普通必要な電話かけもしていなければ、自民党としてローラー作戦もやっていないことがわかりました。そもそも自民党の名簿が少なすぎて電話をかけるほどない、といっていましたが、その場合は電話帳でアットランダムにかけるのが普通です。、
 これでは、対抗馬である現職市長に時間がたつにつれどんどん離されるのはあたりまえです。私はこの間一度も声を荒げていません。党本部は必死に勝とうとしているのに、地元の実態はこれ。情けないやら呆れるやらで、怒る気力など失せていましたから。
 20分ほどで為書きはないことがわかりましたし、「どこかに人集めしてあるんですか?」と聞くと何もやっていない、そもそも市議選の候補者も地元の村井代議士も別のところにいる、とわかり、それでは私などご必要ないのでしょうから失礼しましょうか、となったのですが、地元のうぐいすの女性が「片山さんを見たい、と楽しみにしている人もいるから」と仰ったので、じゃあ買い物客のいそうなところだけでもまわりますか、と今考えればよせばよかったのですが、請われるままに、市議選の選車で街頭演説に20分ほどまわりました。
 ただし、当初言われていたような市議選だけの応援はお断りし、必ず長沼市長候補の名前も連呼させていただきました。それも田村氏もその場にいた運転のかたやK秘書も異論は言いませんでした。
 回った感触は悪くありませんでしたし、スーパーの前などでは何度か寄ってくる人に話しかけられたりしましたが、コースは事前によく考えられていたとは思えず、道も一度曲がり間違えていました。
 田村県議は、私が街頭に出る前には事務所に戻っていましたので、応援が必要ないと思ったら、そういえばよかっただけのことです。なお、この間、この事務所には、一人もお客は来ませんでした。

 為ガキの行方ですが、うちの秘書はたしかに、担当業者に、市議選むけのものも送るように、ファックスで指示を出し、それを業者も受け取っていました(物証あり)が、このときに限って業者が市議選の分だけ見落としてしまい、ものは業者の事務所にありました。つまりうちの事務所では送ったと思い、むこうには届いていなかったのです。翌日業者が急いでとどけたことについて、田村県議が怒ったとの報告は秘書からありましたが、その日の夜に田村県議も終始同席していた選対会議で、そもそもこのような緩んたロジが行われていること自体の問題が指摘されており、為ガキで票がどうこうなる、という話などしていないわけですから、これも非常に悪意的な曲解です。
 事務所の様子をみて、当選して日が浅い、財務省の後輩でもある村井代議士が田村県議に振り回されていることは見て取れましたが、それでも私が市議の応援だけに1時間費やす、という合意は村井代議士の秘書がした判断ですから、村井代議士に事情説明するように秘書経由で伝えました。

 (続く)