グランフロント大阪:オープン1カ月 GW後も「順調」
毎日新聞 2013年05月24日 19時43分(最終更新 05月24日 20時25分)
JR大阪駅北側の複合施設「グランフロント大阪」は25日、まちびらきから1カ月を迎える。来場者数はゴールデンウイーク(GW)後も「想定通りで順調」(三菱地所)といい、知識創造の拠点・ナレッジキャピタルでは企業や市民の交流も軌道に乗り始めた。【古屋敷尚子、若本和夫、山口透】
先月26日の開業からGW期間中は1日平均約33万人が来場。その後は1日20万人台に落ちついているが、三菱地所は「GW後に下がることは想定通り。あとはリピーターの来場につながれば」と期待している。
グランフロント効果で、GW中の大阪駅の乗降客数は前年同期の1割増。JR西日本の近距離切符の利用者数は4月の前年比0・9%増から5月1〜20日は同3・9%増に跳ね上がった。
にぎわいは周辺にも波及し、グランフロントと直結する大阪駅北ビルの「ルクア」は前年比8%増、「JR大阪三越伊勢丹」は同2%増の入館者数になった。しかし、ルクアは一部のブランドがグランフロントと重なり、売上高は「若干減っている」(真鍋精志JR西日本社長)という。