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国際
朴槿恵大統領「日本は歴史を正しく直視し責任負う姿勢を」 演説で対日認識初言及
【ソウル=加藤達也】韓国の朴(パク)槿恵(クネ)大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負う姿勢を持たなければならない」と述べた。島根県の竹島に関する問題や「慰安婦」など、具体的懸案には言及しなかった。
朴大統領は2月25日の就任式当日、麻生太郎副総理との会談で日本に歴史問題への対応を求めたが、演説で日韓関係への認識を示したのは初めて。
朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。その一方で、「両国の未来世代にまで過去の歴史の重荷を持ち越してはならず、現世代の歴史指導者の決断と勇気が必要だ」とも強調し、自らの政権下での懸案解決に意欲を見せた。
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