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韓国で日本語試験“関心高い”
12月2日 20時31分

韓国では、2日、全土で日本語の検定試験が行われ、受験した若者たちからは、日本で生活したいとか日系企業で働きたいといった声が聞かれ、日韓関係がぎくしゃくするなかでも日本への関心が依然として高いことが伺えました。

この試験は、独立行政法人「国際交流基金」が、毎年、世界で一斉に実施しているもので、韓国では、2日、全国15の都市でおよそ4万人が受験しました。
このうち、ソウル市内の会場では、受験者のほとんどを10代と20代が占め、就職活動中だという女子大学生は「翻訳の仕事をしたり、日系企業で働いたりしてみたい」と話していたほか、来年、日本に行くという20代の男性は「日本で生活して文化を体験し、将来的には日本語を生かした仕事につきたい」と話していました。
韓国では、ここ数年、経済成長を続けてきた中国に関心が向かっていることや、竹島を巡って日韓関係がぎくしゃくしていることもあって、日本語試験の受験者数は減少傾向にあります。
しかし、若者を中心に日本への関心は依然として高く、国際交流基金ソウル日本文化センターの小島寛之所長は「韓国の受験者は質量ともに世界のトップクラスだ。今後も日本語教育や文化事業を展開し、日本に対する理解と交流を支えていきたい」と、意欲を見せていました。

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