Ｊ１サンフレッチェ広島が地元最終戦となる24日のＣ大阪戦（午後２時半、広島ビッグアーチ）に向け、急ピッチで受け入れ態勢を整えている。Ｊ１初優勝の可能性がある一戦は全席完売で、18年ぶりの３万人超えは確実。輸送バスの増便など、万全の対策を練る。

　クラブは予想来場者数を１週間前から３千人上積みし、３万４４５０人に修正。周辺が大混雑するのは必至で、開門時間を30分早めて正午に決定。警備員も通常より50人多い１５０人態勢とする。ビッグアーチへの幹線道路には、渋滞を知らせる看板を設置した。

　最大の懸案である交通アクセスは、臨時駐車場２カ所、１５００台分を追加で確保。サポーターを運ぶ横川駅からのシャトルバスは運行開始を午前９時半とし、通常の２倍に当たる約40台に増便する。アストラムラインは上下線ともに約20本の臨時便を出す。

　クラブは「公共交通機関を利用し、早めの来場をお願いしたい」と呼び掛けている。

【写真説明】広島ビッグアーチへ向かう幹線道路に設置された、渋滞への理解を求める看板