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短時間で内部被ばく検査 最新装置導入
9月24日 17時45分

原発事故のあとも福島県内で生活する人たちの検査態勢を整えようと、福島県郡山市の病院が、短時間で内部被ばくの検査を行うことができる最新の装置を購入し、11月からの利用を予定しています。

装置は、郡山市にある「桑野協立病院」が、アメリカの会社が開発したものをおよそ2000万円で購入しました。
この装置は、空港の手荷物検査場にあるようなゲート型になっていて、中に立つと、体内に蓄積されたセシウムなどの内部被ばく量を測定できるようになっています。
この装置では、ゲートの上下左右の四方から測定するため、検査時間がおよそ30秒ほどと、これまでの装置よりも大幅に短くなり、子どもやお年寄りにとっては負担が少ないうえ、多くの人が検査を受けることができるということです。
病院では、適切な検査のしかたなどを検討したうえで、ことし11月からの一般の人の利用を予定しています。
坪井正夫院長は、「福島で生活し続けていくためには、手軽に検査できる環境が必要だと思い、導入した。検査の結果、出た数値にどんな意味があるのか、一緒に考えていきたい」と話していました。

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