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国連演説で慰安婦問題言及を検討
9月18日 6時6分

島根県の竹島を巡って日本と韓国の関係が悪化するなか、韓国のキム・ソンファン外交通商相が、初めて国連総会での演説で、いわゆる従軍慰安婦の問題を取り上げることを検討していることが分かり、日韓の対立がさらに深まることも予想されます。

韓国のイ・ミョンバク大統領は、先月、竹島への上陸に踏み切った背景には、日本がいわゆる従軍慰安婦の問題はすでに解決済みだとして新たな対応をとらないことへの不満があったことを明らかにしています。
こうしたなか、韓国政府の高官は18日から始まる国連総会の人権問題を扱う委員会で、去年に続いて慰安婦の問題を取り上げることを明らかにしました。
さらに、キム・ソンファン外交通商相が、今月28日に予定されている国連総会での演説で、初めて、この問題を取り上げることを検討しているということです。
キム外交通商相は、実際に取り上げるかどうかは、国連総会で先に予定されている野田総理大臣の演説内容を確認したうえで、最終的に決めるとしています。
韓国政府としては、慰安婦の問題を巡って日本の対応が十分でないという主張を国際社会に広くアピールする構えですが、各国の首脳が集まる国連総会の場で日本を糾弾するような演説が行われれば、イ・ミョンバク大統領の竹島上陸が引き起こした日韓の対立がさらに深まることも予想されます。

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