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【静岡】

キャンプ富士でオスプレイ反対 市民団体が集会・行進

キャンプ富士の前で「オスプレイを持ち込むな」と声を上げる参加者=8日、御殿場市中畑で

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 墜落事故が相次ぐ米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備に反対する複数の市民団体が八日、同機の離着陸が計画されている御殿場市中畑の米海兵隊キャンプ富士の前などで、デモ行進や集会を繰り広げた。七日に判明した米国南部の市街地への緊急着陸に、「機体に問題があることは明らか」と怒りの声が上がった。オスプレイ配備をめぐる地元での反対集会は初めて。

 静岡県平和・国民運動センター(静岡市駿河区)など三団体が主催。労働組合などから百二十人が参加し、「オスプレイを持ち込むな」とシュプレヒコールを上げながら、キャンプ富士前の道路を練り歩いた。

 同センターの鈴井孝雄事務局長(63)は「人為的ミスではなく機体が原因だからこそ、今回の緊急着陸も発生した。二〇〇四年の沖縄国際大のようなヘリ墜落事故が次は静岡県で起きてもおかしくない」と語気を強めた。在沖縄米軍が九日以降に陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市)で行う実弾射撃訓練の中止も訴えた。

 主催団体は集会に先立ち、オスプレイ配備と射撃訓練の中止を野田佳彦首相と森本敏防衛相に求める申し入れ書を陸自滝ケ原駐屯地(同市)に提出。同じ文書は七日までに川勝平太知事と在日米国大使館にも届けたという。

(谷岡聖史)

 

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