トップページ国際ニュース一覧米 オスプレイの軽度事故公表
ニュース詳細

米 オスプレイの軽度事故公表
8月8日 11時38分

米 オスプレイの軽度事故公表
K10041463911_1208081221_1208081244.mp4

最新型輸送機「オスプレイ」を巡って、アメリカ海兵隊は、比較的程度の軽い事故が起きる頻度が、海兵隊が使用する航空機の平均を上回っていることを示すデータを公表し、沖縄への配備に理解を得るため情報公開を進めていく姿勢を示しました。

アメリカ海兵隊は7日、沖縄への配備を計画している最新型輸送機、MV22・オスプレイが、2001年から2012年までの11年間に起こした事故のデータを公表しました。
それによりますと、この間に起きた事故は合わせて40件で、死者が出るなど最も深刻な「クラスA」が4件、乗員に部分的に後遺症が残るなどした「クラスB」が9件、軽いけが人が出るなどした「クラスC」が27件となっています。
また、10万時間の飛行で起きた「クラスB」の事故は2.85件で、海兵隊が使用する9つの機種の平均、2.07件を上回っているほか、「クラスC」は10.46件と、平均の4.58件の2倍以上の頻度となっています。
これまで日米両政府は「クラスA」の事故のデータだけを公表し、発生の頻度は1.93件で、海兵隊の平均、2.45件よりも低いとして、安全性を強調してきました。
今回、比較的程度の軽い事故の頻度が高いことをあえて公表したことについて、海兵隊の報道部は「できるかぎりの情報を公表し、透明性を高めることで、日本国内の不安の解消に努めたい」と話しており、海兵隊としては、情報公開を進める姿勢を示すことで、沖縄などの理解を得ていきたい考えです。

[関連ニュース]
このページの先頭へ