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'12/7/19

米ではオスプレイ訓練延期 地元住民が反対運動


 米ニューメキシコ州の米空軍基地周辺で予定されていた垂直離着陸輸送機オスプレイの低空飛行訓練計画をめぐり住民の反対運動が起き、米空軍が6月に訓練延期や内容の見直しを決めていたことを、横浜市のNPO法人「ピースデポ」が19日までに入手した資料などで確認した。

 一部の市民団体は訴訟も視野に入れた反対運動を展開、地元出身の上院議員らも空軍に計画を見直すように要請していたという。

 ピースデポによると、延期されたのはキャノン空軍基地周辺での訓練。空軍は昨年8月、簡易な環境評価書案を公表したところ、地元住民から騒音や安全性、自然環境への影響を懸念する意見が約1600件寄せられた。

 こうした状況を受け、空軍は6月、訓練延期を決め、訓練内容を見直して来年の早い時期に発表することを決定した。

 ピースデポの塚田晋一郎つかだ・しんいちろう研究員は「米軍は市民の声やロビー活動に影響されて態度を変えた。日本側がオスプレイ搬入を阻止するヒントになるのではないか」と指摘している。




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