長尾たかしの・・・未来へのメッセージ

大阪14区選出民主党衆議院議員のブログ。平成11年からネット上で情報発信を継続。サラリーマン生活を経て政界へ。

平成24年に臨んで

2012-01-04 11:15:55 | 政治信条
心からの新年祝賀を申し上げたいという気持ちの一方で、昨年我が国がおかれた状況、被災地の方々の気持ちを考えると素直に挨拶が出来ない。この様な感情を抱くのは私だけではないと思う。急激な円高、デフレ経済、高齢社会による社会保障費の増大と、その財源確保。将来世代にツケを回せないという現実。デフレ下の増税は自殺行為であり、このまま借金を重ねて財政規律が正せる状況にもない。国内だけを見渡しても、「三竦み状態」である。

世の中とは、特定のところだけで成り立っているものでははない。法治国家にあって、政治次第で物事はよくも悪くも変わっていく。だから、政治、その職責は重い。政治だけが旗を振っていれば良いというものではない。政治を構成する議員は国民によって選ばれ、国民によって左右される。受け手である議員の側にはそれ以上の責任が問われる。大切な事はそれぞれの立場で何が出来るか、歯車が噛み合うかである。大きな歯車、小さな歯車、力を伝えるという事については同じ責任を負う。そしてそれぞれの立場においては、出来る事と出来ない事がある。今何が出来るか。それぞれの立場で自分にあるものを駆使し、自分にないものをどこに求めていくか。その役割をそれぞれが自覚し、威力を発揮できるような環境を作りたい。復興に学ぶならば、「目の前にあるひとつのレンガを積み上げる事からはじめよう」。

誰にでも出来る事である。

今日から公務仕事始め。東京での生命保険協会新年祝賀会をはじめ、夕刻には地元に帰りいろいろとお声を聞かせて頂く予定。今年も多くの叱咤激励心からお願い致したい。



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