NHK沖縄県のニュース 沖縄放送局

オスプレイ50の発着場で運用

MV22オスプレイの環境審査の結果によりますと、普天間基地に現在配備されているCH46ヘリコプターに代わってあわせて24機が配備され、普天間基地のほか、北部訓練場、キャンプハンセンやキャンプシュワブなどの「中部訓練場」と呼ぶ区域、それに、伊江島補助飛行場にあるあわせて50か所の発着場で主に運用するとしています。
さらに射撃訓練の際、嘉手納弾薬庫にある実弾を搭載するため嘉手納基地でも運用するとしているほか、山口県の岩国基地や静岡県のキャンプ富士にも2機から6機を、月に2、3日程度派遣し、本土でも飛行訓練を行うとしています。このうち普天間基地では、今後、2基の「地上訓練装置」を置くことで現在のCH46ヘリコプターに比べて、運用回数が年間およそ2600回、率にして11%減少するとしていますが、夜間の運用は年間204回増加するとしています。
また、高い高度で飛行することから、着陸の際を除き、騒音レベルは比較的低く、基地周辺の学校や病院、17地点のうち13地点では騒音は変わらないほか、4地点では騒音レベルは減るとしていて、配備の影響は、「最小限」にとどまるとしています。
また、中部訓練場と北部訓練場での運用が減る一方、伊江島では運用回数が増えるとしていますが、騒音の影響が出る場所は、すべて補助飛行場などの区域の中で、「最小限」の影響だとしています。一方、北部訓練場では、4か所の発着場で国の天然記念物のヤンバルクイナとカラスバトの生息が確認されているため、海兵隊は、重大な影響を与えることのないよう追加で調査を行って必要な対策を取るとしています。
その上で、「環境に対して重大な影響を及ぼす可能性はないことが確認された」と結論づけるとともに、沖縄側が強い懸念を示す安全性については、2011年までの9年間の事故の発生率は、現在のヘリコプターより低く、さらに海兵隊の航空機全体の平均値より低いことなども説明しています。

06月13日 20時14分

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