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'12/6/12

「オスプレイはいらない」



 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイを普天間飛行場(沖縄県)へ配備する前に米海兵隊岩国基地へ先行搬入する計画が持ち上がった岩国市。岩国錦帯橋空港(愛称)開港日決定と同時期の動きに、基地反対派の市民団体は11日、防衛省の神風英男政務官が訪れた岩国市役所前で抗議を展開した。再編に協力姿勢の市議からも国の対応へ不満が漏れた。

 午前9時に福田良彦市長と神風政務官の会談が組まれた岩国市役所。約30分前から反対派15団体約100人が詰めかけ「オスプレイはいらない」「市長は拒否しろ」と叫んだ。政務官が午前8時50分ごろ到着すると「帰れ、帰れ」と声はひときわ大きくなった。

 「米軍再編に絡む話は1度表に出ると消えない。岩国は受け入れやすいと思われている」と「愛宕山を守る市民連絡協議会」の岡村寛世話人代表。「3月に政府が断念した海兵隊1500人の岩国移転もいつ再燃するか」と話した。

 福田市長、二井関成知事ともにこの日は回答を留保したが、岩国爆音訴訟の会の津田利明共同代表は「沖縄の反発は根強い。受け入れたら(オスプレイは岩国に)居座る可能性がある」と指摘した。

 再編に協力姿勢の21市議でつくる「岩国基地問題に関する議員連盟」(桑原敏幸会長)は12日に総会を開き、会談に同席した松本久次議長や貴船斉副議長から内容を詳しく聞くことを決めた。

 先行搬入は空港開港日決定と時期が重なった。神風政務官は関連性を否定したが、国防に協力すべきとする議連内にも「同じタイミングの話で納得いかない」と不満も漏れた。

【写真説明】市役所前で「オスプレイはくるな」などと叫びながら拳を上げる反対派住民(11日午前8時40分、岩国市今津町)




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