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日本が撤去要請した米慰安婦碑 韓国議員が献花
2012/05/10 17:10 KST文字拡大 文字縮小印刷 つぶやく

【ニューヨーク聯合ニュース】日本政府が撤去を要請した米ニュージャージー州パラセイズ・パーク市の旧日本軍従軍慰安婦の碑を韓国の国会議員が訪問した。同市の公立図書館に設置された碑については、在ニューヨーク日本総領事や自民党議員らが現地を訪問して撤去を要請したが、市はこれを受け入れなかった。

 訪問したのは、韓国国会の議長職務代行を務める与党セヌリ党の鄭義和(チョン・ウィファ)国会副議長や同党の金忠環(キム・チュンファン)議員、最大野党・民主統合党の張秉浣(チャン・ビョンワン)議員ら与野党の4議員。4人は碑に献花し、ジェームズ・ロタンド市長と会談した。

 会談で4人は、日本の要請を拒否したことに謝意を示した。同市長は碑について、「従軍慰安婦問題のようなことは2度と起こってはならないという目的で碑を建てた」と説明し、撤去要請には応じないとの意向をあらためて示した。

 張議員によると、今回の件で慰安婦碑が注目を浴び、ほかの自治体から碑建立に関する問い合わせがあったと、同市長が明らかにしたという。

 張議員は日本の撤去要請に関連し、「在米韓国人の間で韓国政府が積極的に対応しなかったとの声が出ているが、政府よりも民間の人権運動として対応するのが効率的だという意見もある」と話した。

sarangni@yna.co.kr