応用一般均衡モデルによる国内環境政策および国際環境政策の評価

研究課題番号：06J00942

2008年度 研究実績報告書

特別研究員

    • 岡川 梓
    • 独立行政法人国立環境研究所・社会環境システム研究領域・特別研究員(PD)

研究課題基本情報

  • 研究期間

    2008年度〜2008年度

  • 研究分野

    応用経済学

  • 審査区分

    国内

  • 研究種目

    特別研究員奨励費

  • 研究機関

    独立行政法人国立環境研究所

  • 配分額

    • 2006年度：1200千円 (直接経費：1200千円)
    • 2007年度：1100千円 (直接経費：1100千円)
    • 2008年度：1100千円 (直接経費：1100千円)

研究概要

1.国内環境政策に関する研究については、Annual Meeting of the International Energy Workshop 2008(パリ,フランス)および、日本経済学会秋季大会「環境の実証分析」セッション(近畿大学)でその成果を発表し、専門家との意見交換を行った。その成果を、大阪大学経済学部主催のディスカッションペーパーとして登録し、論文化した。また、内閣府経済社会総合研究所の研究会に参加し、エネルギー需要とエネルギー価格、環境関連技術投資との関係について日本の全産業に関して分析を行った。一部の産業で、エネルギー価格だけでなく、技術の蓄積がエネルギー排出原単位に対して有効であることを明らかにした。

2.国際環境政策に関する研究については、FEEM(Fondazione Eni Enrico Mattei,Italy)との共同研究をベースとする。FEEMでの滞在中にモデル開発(環境投資と技術進歩の内生化・データ収集)に成功した。その成果は現在論文として執筆中であり、FEEMの主催するディスカッションペーパーに近日中に掲載する予定である。また、平成21年度もFEEMに1週間滞在し、評価する国際環境政策について検討しポスト京都議定書の政策評価に関して発展的な研究を行うことになった。

発表文献

雑誌論文

  • 岡川梓・伴金美: "炭素集約産業の負担軽減をともなう国内排出削減政策" 計画行政 31. 72-78 (2008), 1,

  • Okagawa, A., Ban, K.: "Evaluation of Carbon Abatement Policies with Assistance to Carbon Intensive Industries in Japan" NIES Discussion Paper No. 08-0001. (2008), 0

  • Okagawa, A., Ban, K.: "Estimation of substitution elasticities for CGE models" Discussion Papers In Economics And Business No. 08-16. (2008), 0

学会発表

  • Azusa Okagawa: "Estimation of substitution elasticities for CGE models" Annual Meeting of the International Energy Workshop 2008. (20080701). Paris, France

  • 岡川梓: "応用一般均衡モデルにおける代替弾力性パラメータの推計" 日本経済学会 秋季大会. (20080915). 近畿大学

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