ハンギョレ・サランバン

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2012年03月29日12:13

[社説]元日本軍慰安婦をめぐる野田総理の妄言

カテゴリ: 社説・コラム

原文入力:2012/03/27 19:06(1325字)
野田佳彦・日本総理がまた歴史認識に疑問を投げる発言をした。彼は一昨日参議院予算委員会に出席して駐韓日本大使館の前に設置された平和碑に書かれている‘日本軍の性的奴隷’という表現に関連して "正確に記述されたことかと言えば大きく乖離している" と話した。日本軍慰安婦を‘性的奴隷’と見る普遍的な見解を認められないということだ。真に遺憾であきれる。

　日本軍の慰安婦を性的奴隷で表現するのは1996年国連人権委のクマラスワミ報告書以来、我が国だけでなく国際社会で普遍化している。日本政府が全力で防ごうとした米国下院の2008年‘慰安婦決議案’にも2度も明確に‘性の奴隷’という用語が使われている。戦争中の女性に対する性的暴力をそれほど厳密にいましめなければならないという認識が含まれていることだ。野田総理の発言はこのような国際社会のコンセンサスを否定する妄言といわざるをえない。
　わが政府は、憲法裁判所が昨年慰安婦問題に対する政府の解決努力が不足したという理由から違憲決定を下すと、同年9月15日日本政府に韓日協定第3条(紛争解決手続き)にともなう協議を開始することを要請した。これに対して日本は‘法的な問題は請求権協定で全部終わった’という言葉だけ繰り返して協議開始に応じないでいる。この問題に対する両国の見解の違いが問題になるなか昨年12月の京都首脳会談は冷ややかに終わった。以後も両国のわだかまりが解ける兆しはない。このような結果、核安保首脳会議に参加した野田総理は北のロケット発射の兆しなどで緊迫した韓半島情勢の中でも李明博大統領と両者会談さえできなかった。
　このすべての責任は‘人道的次元’の解決をはかりたいとしかしない、誠意のない姿勢の日本側にある。さらに野田総理の発言に見られるような、時期を待つことを期待していて満足はできない。現在存命している日本軍の元慰安婦は61人で、平均年齢87才だ。昨年15人、今年2人が亡くなった。
　政府はこれ以上待つ余裕はない。日本が協議に応じないでいるかぎり直ちに次の手続きである仲裁委員会の構成提案に着手することを望みたい。日本が仲裁委構成に応じなくてもそのようにすることが憲法裁判所の決定とともに日本の法的謝罪を望むおばあさんの念願にもそうものだ。より重要なのはそのようにしてまでも日本の非道徳的行為と厚顔無恥な歴史認識を全世界に広く知らしめなければならないことだ。
原文: http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/525464.html 訳T.W

コメント一覧

- 1. ニューヨークの英国人1
- 2012年03月29日 18:55
- 昨年12月に京都で開かれた韓日首脳会談で当時、会談場所にいた消息筋によると、李明博（イ・ミョンバク）大統領はこのように述べたという。「韓国に結婚に来たベトナム人女性らが人権的にじゅうりんされ、ベトナム国民が悲しんで憤怒した時、私は心からベトナム国民をなだめようと努力した」。慰安婦問題に対しては法よりも人道的な支援、感情的な接近が必要だという点を長時間にわたって訴えたという。ずっと話を聞いていた野田首相はこう答えた。「それはそうと慰安婦（平和）碑を速やかに撤去してほしい」。説得や訴えを受け入れる考えは最初からなかったのだ。さらに驚くのは、韓国が慰安婦問題の解決のために日本政府に出した2つの「カード」がともに背を向けられたという点だ。一つは「韓日自由貿易協定（FTA）交渉」の再開、もう一つは「韓日防衛協力」協議だった。その間、日本側が強く希望した、いや希望していると考えられてきたものだ。それを日本政府は「私たちには今、特に韓日FTAを急ぐ必要がない。両国防衛協力もそちら（韓国）が望んでいるのでは」として拒否した。
  あまり知られていないだけで、最近のように韓日外交がこれほど行き詰まるケースは珍しい。その代わり「日本はなぜ韓国に謝罪ばかりしなければいけないのか」と挑発する橋下徹大阪市長のような人物が声を高め、国民がこれに呼応する時代になった。原因は明らかだ。まず韓国に対する日本国内の負債意識が消えた。韓国の目覚ましい経済発展もそれを後押しした。「お前たちがした行為を忘れたのか」「良心も雅量もないのか」と叫ぶ外交はもう通用しなくなった。残念だが、それが現実だ。もう一つ、日本指導層の韓国に対する切実さが消えた。一緒に歩む同伴者というより、「信頼できない競争者」という認識が目立つ。「日本は中国を牽制するために韓国を重視する」という通説に安住できる雰囲気ではない。(2012年02月28日16時37分[中央日報日本語版])
- 2. ニューヨークの英国人2
- 2012年03月29日 19:00
- おかしいのは韓国が慰安婦問題の解決のために日本政府に出した2つの「カード」がともに背を向けられたという点だ。
  「韓日自由貿易協定（FTA）交渉」の再開「韓日防衛協力」の協議
  これらの問題と慰安婦問題に何の関係があるのだ？「お前たちがした行為を忘れたのか」「良心も雅量もないのか」と叫ぶ外交はもう通用しなくなった。「お前たちがした行為を忘れたのか」と叫ぶ外交が、これまで通用したことが異常なのであって、そうではなくなったのは正常化しつつあるということだ。これは、両国関係にとって歓迎すべきことではあっても嘆くことではない。
  それにしても、韓国内で虐げられているベトナム人女性と慰安婦を同列に扱うなんて、この国の大統領のオツムを疑う。ベトナム人女性の人権蹂躙は現在進行形である。慰安婦は70年近く前の話で、しかも娘を売ったのも買ったのも韓国人自身である。両国関係はいまゼロからの再出発を強要されている。パラダイムシフトが必要な時期だ。胸ではなく頭でする韓日外交に対応する時がきた。少なくとも、日本国民は目覚め始めた。もう謝罪一辺倒の外交はありえない。当然過ぎるほど当たり前のことだ。(依存症の独り言)より
  慰安婦問題を糾弾することにより、経済的利益を要求する本音の出た会談であった。仲裁委員会より、竹島の問題と合わせて国際司法裁判所での解決がベストと思う。
  特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)のみが糾弾しており、他の東南アジアでは東日本震災で見るように親日国家である。特にインドネシアでは、ジョヨボヨ神話で建国の同志とされている。先人の各国民に対する誠実さが、今我々を助けてくれる。
- 3. ニューヨークの英国人3
- 2012年03月30日 22:13
- 前回の記事で、エセ同和団体の糾弾について、コメントしたが、会社も総務担当に解決方法を聞いた事がある。
  それは、二者間の民事問題とせず、刑事問題とする事であるらしい。
  慰安婦の問題も日韓両国の言い分があり、二国間の解決は無理と思える。
  国際司法裁判所での判断を仰ぎ、結論を得る事で、日本側に不利になっても、後世に先送りする事はない。
- 4. せーちゃん
- 2012年04月04日 15:05
- 　慰安婦問題は1965年の『日韓基本条約』で一括して最終的に解決・『最終合意』を見たということが国際通念上から見て明らかです。
  その席上、『個人賠償』を日本国側から提案をしましたがこれを当時の韓国政府は拒否し、韓国政府による『一括補償』となった経緯があります。
  つまり、慰安婦等の問題はこの時点で『内政処理』されるべきものへと質が変わったのです。
  この点が韓国・国内では意図的に、わざと公表されていない様ですが、何故ですか？
  
  ところで元・自民党幹事長の河野洋平氏による慰安婦問題に関する『河野談話』をご存知のことと思います。　あれはそもそ時の韓国政府にその存在だけでも日本国政府として公式に認めて欲しいと『泣きつかれた』ために（そうしないと現政権が吹っ飛んでしまう・・・）あのような運びとなったと言われています。　日韓両政府の外交議事録を精査すれば真偽のほどがハッキリすると思います。
  
  責められるべきは日本国政府ではなく歴代の韓国政府なのです。　
  
  　それとも相変わらずあの『日韓基本条約』は無効であるという見解なのでしょうか？
  だとしたらあなた方朝鮮人はまともな国際交渉など出来ない未熟な民族と云うことになるのるでしょう。
  さもなければ日本国に対してはどんな無理なことをしても構わないし、どんな事を要求しても構わないと考えているとしか思えません。
  一種の『甘え』があると言わざるを得ません。
  
  　現在の慰安婦問題については日本国政府などではなく、歴代韓国政府を、韓国政府の『不作為の罪』を追求しなければいけないのです。
- 5. ニューヨークの英国人4
- 2012年04月04日 20:25
- イ・ジョンシク米ペンシルベニア大名誉教授兼慶煕大教授（８１）が米アマゾンドットコム（amazon.com）から『朴正煕（パク・ジョンヒ）評伝』（英語名Ｐａｒｋ　Ｃｈｕｎｇｈｅｅ）を出した。朴正煕元大統領（１９１７－７９）が生まれた２０世紀初めから１９６１年の５・１６軍事クーデター発生までの現代史を「人間朴正煕」を中心に再照明した。イ教授は著書『韓国共産主義運動史』で、すでに７０年代に世界の学界に名前が知られた。周囲の勧めで４年前からこの本を準備したという。韓国・中国・日本に残っている朴元大統領関連場所も踏査した。１週間後には電子ブックも出る予定だ。 (中央日報4/4朴正煕、血書まで書いて日本学校に入学したのは一種の流行」)
  やっと真実が少しながら、現れて来ています。韓国にも真実を語るプログが出来ています。
  yeosa.blog.fc2.com
  
  Google翻訳で日本語でも読めます。
  Google検索で上記を検索し、検索結果の
  「このページを訳す」をクリック。
  
  日帝時代のデーターを挙げています。
- 6. せーちゃん
- 2012年04月05日 19:48
- 　『真実が陽の目をみること』は喜ばしいことで大いに期待しています。　
  しかし彼ら朝鮮人たちは自分たちに都合の悪い真実は『妄言・捏造』といって喚き散らすのでしょうね、きっと(^o^)。　そう、竹島問題で当時の米国から李承晩政府へ与えられた『ラスク書簡』や『ヴァン・フリート特命報告書』を無視したように・・・。
  　
  でも、我国のことながらどうして日本国政府は韓国政府に対してする必要のない『妥協』というか『思いやり』をしてきているのか疑問ですし、また不満です。
  
  　朝鮮人には一歩譲ると二歩も三歩も図に乗って押してきます。　彼らに『斟酌は無用』ということのようです。　いや、そうすることは『有害』ですらあります。　
- 7. 9月の三日月
- 2012年04月05日 23:03
- 歴代大韓民国政府は、日韓基本条約の個人補償の対象から慰安婦を排除している。
  際限なき個人補償拡大を狙った大韓民国政府の戦略の積もりなのかも知れないが、その戦略らしいものが日韓基本条約の個人補償の対象から慰安婦を排除しているのは事実だ。これは大韓民国政府による慰安婦への深刻な人権侵害でもあると思う。慰安婦の救済を真剣に考えるなら個人補償の対象に含めた上で大韓民国政府が慰安婦に対して個人報償の国家責任を果たすべきである。
  
  今現在でも日韓基本条約の個人補償の対象から慰安婦を排除している大韓民国政府なのだから、そもそも日韓基本条約の外交交渉の際に大韓民国政府は慰安婦が個人補償が必要な救済すべき国民という認識すらなかっただろう。
- 8. ニューヨークの英国人5
- 2012年04月06日 09:06
- 司馬遼太郎は歴史を俯瞰することで、我々に歴史を解りやすくしてくれた。
  俯瞰して、戦前の中国・朝鮮・台湾の関係を見ると、日本は中国に対しては戦闘行為を行った。従って賠償金請求権はあるが、中国は放棄した(日本は中国にある在外資産を放棄した)
  台湾・朝鮮など戦前より既に日本領であった地域にある資産に関しては、第4条で「当該地域の施政当局・住民の対日請求権の問題を含めて施政当局との間の特別協定の対象」とされ、台湾は蒋介石が放棄した。
  朝鮮の韓国では、日韓基本条約で財産、鉱業権、鉄道権益などの対外資産を得た。又、経済協力金として1080億(当時)を受けたが、朝鮮は戦勝連合国ではないので、これは戦後処理の一環（終戦と共に終了した植民地支配に関する補償）であって、朝鮮はサンフランシスコ条約第14条のような正規の「戦争賠償権」を持たない。日韓基本条約で「財産、権利及び利益並びに両締約国及びその(国民の間の請求権)に関する問題が…完全かつ最終的に解決された」と記された。(ただし戦勝国で植民地に対して、賠償した国はない)戦闘行為のあったラオス・カンボジア・ビルマ・シンガポール・マレーシア・ミクロネシアも合計605億の賠償を行っている。
  特定アジア(中国・韓国・北朝鮮)の中でも、韓国は国民の請求権は決着してないと云う。他のアジアで問題になっている国はない。
  日本大使館前に慰安婦の像を立てたのは、ウィーン国際条約に違反する。国際法違反であり、2国間だけの問題で無く、国際的問題である。
- 9. 松内重樹
- 2012年04月06日 14:51
- 第二次世界大戦が終わった瞬間に朝鮮戦争が始まった、それが朝鮮では続いたままです。ゴルバチョフ氏が平城を訪問した時に「南北問題は終わりです」と言ったのでしょ。それを２０１２年になってもいまだに戦争状態を続けている韓国と北朝鮮、国連に手を繋いで加入した両国の政府や国民には問題解決の能力がないとしか考えられないですね。朝鮮民族の意思が両国にあるのかどうか、そういう事を金大中さんが確かめたのではないですか。それをゴタゴタにしているのを見ると、朝鮮人達の中に私欲覇権や利権争いがあり民族としてバラバラのほうが現在の権力者達に好都合なのだなとしか思えません。日本や中国や他の国々に迷惑ばかりかけないで、自分の国のことは自分で解決するように真剣に努力すべきではありませんか。二股かけずに独立心を持つべきと思います。

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